ナガテユカ先生『ギフト±』8巻 日本文芸社 感想。
- 作者: ナガテユカ
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2017/05/19
- メディア: コミック
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- 作者: ナガテユカ
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2017/05/19
- メディア: Kindle版
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沈んでいく? そんなナガテユカ先生『ギフト±』8巻。
Kindle版を購入です。
何かあったんだろうなぁ、
とは思っていたリュウの背景ですが……
んー。どことなく感じていたもの以上に重くて、
かなり心に響く、というか。
これだけのものがあると、結構、お話のキツイところに切り込んでくるのかな?
という予感はした……というところでしょうか。
崇くんは、間違いなく面倒な状況で、
どう動くのかが、今後注目でありまして。
今回、持ちかけられた話の内容もありますし、
環ちゃんの動向はもちろん、
梨世さんのこともあり……
加藤は信用しきっているのかしら、というのも気になります。
んで、重要人物な"たくま先生"の動きがまた、えらいことになっており。
追い込まれているのはわかるものの、
どうするんだ? これ……な流れで。
そんな中、環ちゃんは"たくま先生"への想いを募らせ……
って、正直、ここまでわりと際どい場面はあったものの、
環ちゃん関連についてはドキドキしなかったのですけど。
たくま先生絡みの場面は、
何か艶めかしい、というか……。
環ちゃんのセリフにあった
"ぜんぜんドキドキしなかったし"
が、まんま、ここまでの環ちゃん関連の色っぽいであろう場面を読んだ感覚で。
"たくま先生だったら"で、一気に引き込まれる感じ?
が凄いな、と思ったのでした。
気持ち、感情、なのかしら。
そのあたりの感覚が伝わってきたなぁ……と思いつつ。
大きな流れはキッチリ動きつつ。
終盤、環ちゃん近辺はめっちゃピンチでありまして、
どうしたものか……という。
案件的には、"クジラ"認定やむなし、な
相手に見えなくもないですが、
咄嗟のコトですし、割と生活圏内? の人でもあって。
処理したとして、今は崇くんとの関係は微妙そうで。
と、一層、色々と絡み合ってきて
面白くなってきた『ギフト±』でありました。
たくま先生の件、崇くんの野望と大陸の思惑、
環ちゃんの想い……今後の展開も楽しみでございます。
里好先生『踏切時間』2巻 双葉社 感想。
- 作者: 里好
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: コミック
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- 作者: 里好
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: Kindle版
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里好先生『踏切時間』2巻、Kindle版を購入しました。
1巻が夏服? 少女だったのに対して、今回は冬服セーラー!
手には文庫本で清楚さ増し、ですね。
背景の桜も良い塩梅です。
踏切の待ち時間に展開される物語……
ということで、どの作品も短めなのではありますが、
それだけにネタがギュッと詰まっている感じがありつつ。
それでいて風景は日常の踏切、でありまして。
何か、日々、そこらにありそうなお話に見えるのが良い塩梅で。
お気に入りは"おじさん"シリーズですかねー。
2作品収録されていましたが、
どちらも強烈な個性のおじさんに対して、
ごくごく普通の女子高生がこれまたイイ返しをする、という(笑)。
かなり笑わせて頂きました。
1巻から続いている女の子同士の?
"二人の青春"もこれまた素晴らしく。
何だかんだで後輩ちゃんにドキドキさせられる様が○!
最後に収録の都電エピソードは……
んー! これぞ夢! なお話で。
こういうのは憧れるなぁ……などと。
もちろん、私が三つ編みっ娘に弱いのもお気に入りの理由では御座いますが(笑)。
女の子は可愛く。
踏切のある風景は風情があり。
それでいて仕込まれたネタはちょっと変わった日常で。
さらりと読め、楽しめる作品集になっております。
作品の性質上、いきなり2巻から入っても大丈夫ですが
一応、前の巻をチェックしておくと
登場人物をより深く知っておくことが出来、
より楽しく読めそうです。
ま、表紙に惹かれたなら読んでみて間違いないのでは?
と思う次第にございます。
そいえば、里好先生がTwitterにて
2巻の1話目をGIF化して公開されておりますので、
気になる方がおられましたらこちらもお試しあれ。
許可をえて「踏切時間」単行本2巻の1話を丸ごとGIFにしてみました。2分半くらいありますが、よろしかったら頭の中でカンカン音を再生しつつおつきあいくださいまし。 pic.twitter.com/AztHujnRSZ
— 里好@踏切時間②5/12発売 (@satoyoshimi) 2017年5月12日
大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』8巻 双葉社 感想。
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(8) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: コミック
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乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ : 8 (アクションコミックス)
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: Kindle版
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紙版の帯にある惹句が衝撃的で……どのような展開になるか、
緊張? しつつ頁を進めました。
なんとか十字軍を退けたのに内紛……キツイ展開ではありますが、
戦争ではないですけれども近しいコトって今もありそうな気がしつつ。
そんな中でのシャールカの悲運……ですが、
なんとかしてしまうのが、この娘の良いところ、
また、この作品の中での救いでもあり。
帯の展開も自然に織り込まれており。
そうせざるを得ない、そんな塩梅ではありましたが、
前向きなシャールカの姿は心強くて。
割と後ろ向きな日々になってしまう我が身を省み、
少しばかり、勇気を貰えたような。
改めてジシュカさんのもとへと戻ったシャールカではありますが、
敵方への人脈もあり、
今後の動きにどう絡んでいくのか楽しみですね。
やっぱり、再会とか、あるのかしらん。
にしても、174ページのシャールカはズルい感じですね(笑)。
これは可愛い!
あたたかさマシマシに感じるのは、
やっぱり、お母さん属性が加わったからかしら(^^;。
天使から女神さまにランクアップしたような?
次巻予告からしますと、終盤を迎えているのかな?
というコトを予感させますが、はたして。
ジシュカさんだけを描いた作品ではないにせよ、
気になるところでございます。
巻末の方の解説も相変わらずの充実っぷり。
その巻を振り返りつつ読むのが結構、楽しみだったりします。
4コマ劇場も、作品の展開も踏まえつつ、
ちょっと視点を変えたネタがたのしくて。
……っと、8巻も満喫いたしました。
帯の展開も納得、でありましたし。
エリーザベトさまも可愛かったし。
次も期待しつつ、待たせて頂きます。
志村志保子先生『林檎の木を植える』集英社 感想。
- 作者: 志村志保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/12/25
- メディア: Kindle版
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丁度、Amazonのポイントもあったので、
Kindle版をぽちりとして。
視点が色々と変わり、
ふと、わかり難く思ったところもあるのですけれど。
お話がまとまっていくあたりの、
すっ、と落ち着く感じが見事で。
罪悪感。
かなぁ、大きいのは。
わたしも、一瞬感じたそういうものがあって。
それは、ずっと引きずってしまうもので。
カタチこそ違うけれど、同じ気持ちは、持ち続けていて。
そういう思いが詰まっている作品で、
何か響いたのかな……。
素直に気持ちを伝えたい。
そう思うけれど、なかなか、そうもできない。
でも、チャンスを逃すと、
一生、その機会は訪れないのかもしれない。
そんな年齢にはなってきているのよね。
ある意味、成年コミックス、なのかもなぁ。
中高時分に読んでいても、あまり響かなかっただろうな、
とは思います。
四十路になって……という私は、それはそれで遅いので、
どんどん読まれたら良いのになぁ、なんて。
二十代で読みたかったかもしれない。
出会えただけでもマシ、なんですけどね。
【2017/05/20 8:36 追記】
タイトルに誤りがあったので修正。
×修正前『林檎の樹を植える』
○修正後『林檎の木を植える』
『月刊コミックバーズ』2017年6月号 幻冬舎 感想。
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/04/28
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何故かKindle Unlimited扱いになっておりませんで。
あれー? と、少々待ちになってしまいました。
後日、対象にはなったのですが……
今後も少し遅れる展開になるのかしらん。
待っている身としては悶々とさせられるのですよねぇ(>_<)。
ともかく、ちゃんとKindle Unlimited対応となって良かったです!
んで、内容ですが、何か足らんなー、と思ったら、
『空電ノイズの姫君』がお休みの模様で……
南極料理作品も終わっちゃったのかな……とか。
『ルポルタージュ』は面白いものの、
個人的には単行本一気読みに切り替えようー、という塩梅かしらん。
ということで、チェックした作品の感想をば。
■いけだたかし先生『時計じかけの姉』第6話
「秘密の花園」
ついに学校まで活動? の場を広げたミナトくん?
もちろん、お仕事で……ですので、
相当デンジャラス……。
おまけに登場するは眼鏡っ娘の先生ときた日には、
メガネスキーとしてはたまらない訳ですが、
この先生、色々抱えてそうで、これはこれで重そうで(^^;。
厄介なコトにならなければ良いのですけど……
ミナトくん、女性相手も大丈夫なのかなぁ?
などと(>_<)。
そいえば、単行本も読まねば……
購入したのは良いものの、
電車の中で読めないので、後回しになってしまうのよ……。
- 作者: いけだたかし
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/03/24
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- 作者: いけだたかし
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/04/01
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■草野紅壱先生『純潔戦線』第7話
「スレイプニール(仮)の正体」
ここまでのお話で
スレイプニール(仮)の正体についての想像、
膨らませてはおりまして、まぁ、正解でしょう、
などと思っていたのですが……
ふたつくらいステージが上でした(笑)。
しかし、お話も結構序盤でこんなツワモノが登場していたら、
あとあと大変な気がしますが……
それだけに、楽しみな作品になってきていますけれども(^^;。
- 作者: 草野紅壱
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: コミック
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- 作者: 草野紅壱
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/04/01
- メディア: Kindle版
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■魚乃目三太先生『旅の肴~~十返舎一九 浮世道中 旅がらす』
第七話 小田原宿
与七さんと八周さんのこの旅。
各地の美味しいものを書き記すことがひとつ。
そしてもう一つが……借金の取り立てでありました。
これまではイロイロ食べてきた訳ですが、
今回はもうひとつの……。
ただ、まぁ、色々と背景がありそうな感じはありまして。
関わる人たちも一癖二癖、ね。
お金を回収するだけでは済まなそうな。
ある意味、結構難しいトコロだとは思うのですけれども、
与七さんがどう乗り切るのか?
楽しみなところでございます。
■つばな先生『惑星クローゼット』第6話
色々と明らかになることがありつつ。
しかしコレ、まだまだ本番ではないんですかね……。
寄生? されている田村くんが何かえらいことを起こしそうな?
今のところはこちらとアチラが
まだまだ分かれている感じですけれども。
逃げる、戦う、適応する、選択肢はありそうですが。
どうするのかしら。
ともかく、まずは田村くんを何とか、ですね。