おおひなたごう先生『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』7巻 KADOKAWA / エンターブレイン 感想。
- 作者: おおひなたごう
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2016/07/25
- メディア: コミック
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目玉焼きの黄身 いつつぶす? 7<目玉焼きの黄身 いつつぶす?> (ビームコミックス)
- 作者: おおひなたごう
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2016/07/25
- メディア: Kindle版
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おおひなたごう先生『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』7巻。
……とはいえ、同日発売の気になる他作品もありまして、
読み終えるのが遅くなってしまう、という……
贅沢な悩みでございます。
今回もまた、真面目にちょっとズレた感じが満載でたまりません。
皆、"こだわり"を持っていそうで、
それでいて誰にも言えないところを開放している感じが。
誰でもどこかのお話には共感しそう……
そういうところがこの作品の魅力、なんですよねー。
真面目でバカバカしいけれど、なにか共感するものが。
では、収録エピソード、さらりと感想をば。
■いきなり調味料 かける? 前篇・後篇
題材も面白いですが、お話的に結構動きましたね。
お笑いコンビ"魑魅魍魎"の今後。
二郎ちゃんにも影響しそうだよなー、と思いつつ。
私は、いきなりかけない、入れない、派です。
量が多いものについては途中から変化をつけていきますけれど。
失礼、とまではいかなくても、
そのまま、からの変化を楽しむのもまた、
良いのではないかしらん、などと。
■焼き鳥は タレ派? 塩派? 前篇・後篇
二郎ちゃんの舞台打ち上げの席で大論争に。
挙句、素材重視派の問題にも発展して、
なかなかに面倒くさく。
前のお話からのつながりも、微妙に感じたりもしつつ。
塩の方がすっきり、さっぱり感はあって、
今は好みかもなぁ……とは思ってしまいます。
タレの甘辛い感じも嫌いではないですけれど、
ねっとりした印象が最近は強く。
高血圧もちとしては、どちらがまだマシ、なんでしょうかね?
ちなみに、家系的には糖尿リスクも持ち合わせている、
わたくしでございます。
■ハンバーガー 上手く食べられる?
……基本、私が自分の意思でハンバーガー食べに行くようになったのって、
紙袋のある専門店からなので、微妙に感覚がわからなくて……。
育った環境が田舎すぎると、マックなりロッテリアがない、
という状況でありまして。
かろうじてダイエーにドムドムがあったものの、
両親はファストフードを嫌っており、
食べさせてもらえなかった……
故に、私は紙袋に包んで食べることに違和感も感じず。
ただ、このお話を読んで、なるほどー、とも。
とはいえ、専門店系のデカいのは紙袋必須よね、
なんて思ってはいる次第。
■ソフトクリーム なめる? かむ?
まさかのえろーん展開に驚きました(笑)。
そういうイメージに引っ張られるのはわかりますけれども(^^;)。
戦中生まれの祖父……というか、
出征もして生還した祖父は、コーン捨てる派だったんだよな ぁ……。
モノの不足した時代に生まれ育ったからといって、
別に好みを無視して全てを受け入れる訳ではない! という姿を
あらわしていた祖父で、大好きだったことを思い出しました(笑)。
不味い、と思ったら、無理して食べない。
私も、かむ→なめて整形→かむ、派かもしれませんなー。
祖父と違ってコーンも美味しく頂きますけれども。
エピソード的には二郎ちゃんが妙に興奮状態に見え、
今後のみふゆちゃんとの関係にも影響しそうな?
もちろん、7巻終盤のライバル登場は大きいもので。
居場所がどうなるのか?
そして、そこを伺う者が、わりと共感できるイイヤツだったとしたら?
どう落とし込むのか、注目の次巻になりそうでございます。