紺野比奈子先生『図書委員長の品格』3巻 双葉社 感想。
図書委員長の品格(3) (アクションコミックス(コミックハイ!))
- 作者: 紺野比奈子
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/11/11
- メディア: コミック
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『図書委員長の品格』3巻、読了いたしました。
前半は大きな事件がひとつ解決。
後半では、
主人公と母親の問題、主人公と図書委員長の関係に動きがあり、
次、もしくは5巻で完結かな? という雰囲気。
官能小説テーマ? な作品なだけに、
そこらに官能表現的なものがちりばめられているものの、
嫌らしさはなく。
さらりと楽しめるのは良いかな、と思います。
わりとキャラクターも立っていて、
主人公の葛藤、とまではいかなくとも、
微妙な悩みなども楽しく。
強くプッシュする作品ではないですが、
表紙に惹かれるなら、手にとって損はないかな、と思う次第。
しかし……あとがき、何とかならないんですかねー。
不本意感あふれる、というか、なんというか。
タイトルからして編集者さんの影響が強くて、
作家さんのやりたいものなのかどうか、
疑問が残る作品ではあるのですが、
後書きにそういう空気が残るのはよろしくないのではないか、と。
罪悪感、後ろ髪ひかれる感じ、
というか、そういうものを残す読後感になってしまうんですよね。
内容は悪くないだけに、残念でございます。