感想温泉はてな亭

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紺野比奈子先生『図書委員長の品格』3巻 双葉社 感想。

図書委員長の品格(3) (アクションコミックス(コミックハイ!))

図書委員長の品格(3) (アクションコミックス(コミックハイ!))

積んでおりました、
図書委員長の品格』3巻、読了いたしました。


前半は大きな事件がひとつ解決。
後半では、
主人公と母親の問題、主人公と図書委員長の関係に動きがあり、
次、もしくは5巻で完結かな? という雰囲気。


官能小説テーマ? な作品なだけに、
そこらに官能表現的なものがちりばめられているものの、
嫌らしさはなく。
さらりと楽しめるのは良いかな、と思います。
わりとキャラクターも立っていて、
主人公の葛藤、とまではいかなくとも、
微妙な悩みなども楽しく。


強くプッシュする作品ではないですが、
表紙に惹かれるなら、手にとって損はないかな、と思う次第。


しかし……あとがき、何とかならないんですかねー。
不本意感あふれる、というか、なんというか。
タイトルからして編集者さんの影響が強くて、
作家さんのやりたいものなのかどうか、
疑問が残る作品ではあるのですが、
後書きにそういう空気が残るのはよろしくないのではないか、と。
罪悪感、後ろ髪ひかれる感じ、
というか、そういうものを残す読後感になってしまうんですよね。
内容は悪くないだけに、残念でございます。

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