森山大輔先生『妄想奇行 Adolescence Avatar』アスキー・メディアワークス 感想。
妄想奇行~Adolescence Avatar (電撃コミックス)
- 作者: 森山大輔
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/01/27
- メディア: コミック
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『電撃大王GENESIS』誌にて連載されていた作品の単行本。
『クロノクルセイド』や『ワールドエンブリオ』など、
硬派な作品が多い森山大輔先生ですが、
今回はタイトルの通り、妄想学園ものでございます……。
主人公・矢崎有理の妄想の産物が生み出したモノが引き起こす事件と、
学園もの特有の色々がミックスされた、
なかなかに賑やかな作品となっています。
……魔法少女風味もあるかしら……。
悶々とした妄想が現実に……と、
テキストで書くと暗くなってしまうのですが、
作品はいたって明るく、バカバカしく(ほめ言葉)仕上がっています。
森山大輔先生作品ファンとしては、
「かなり攻めてるなー」と思いつつ、頁を捲りました。
心を抉ってくる恥ずかしい場面の数々は、
まさにこの作品ならでは、でありましょう(;^_^A。
えちぃ作品を電車で読むのも勇気がいりますが、
こちらもなかなか、別の意味で勇気が必要に思えました……。
気軽に読めて、1巻完結、ですので、
森山大輔先生入門編として如何でしょうー。