沙村広明先生『幻想ギネコクラシー』1巻 白泉社 感想。
Link:楽園 | 白泉社
- 作者: 沙村広明
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2014/03/26
- メディア: コミック
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沙村広明先生の読み切りシリーズ『幻想ギネコクラシー』の1巻。
結構、積みの時間が長かったですが、先日、通して読みました。
雑誌掲載時に目を通していると、
どうしても単行本に手を出すのが遅くなってしまって……。
長めの作品、短めのもの、あわせて12作品が収録されておりまして、
SF色の強いものや、童話風のものなどなど、
バラエティに富んだ品ぞろえとなっている上、
どの作品も素晴らしい展開に最後はポカーン……と。
読み終えるたび、流石だなぁ……と思える作品集って
スゴイなと思います。
若干、癖のある感じはありまして、
誰にでもオススメできる作品集ではありませんけれども、
ツボにはまる人にはたまらない、そんな一冊になっています。
私のお気に入りは……
読後はサンマを食べたくなること間違いなし、の
『楽園からのハッピーバースデー』、
フードファイトの新しい見かた……というか、
妄想がひろがる『健啖家・最後の晩餐』あたりでしょうか。
『殺し屋リジィの追憶』も捨てがたいですけどね。
例によって表紙など、本のつくりもしっかりしている
『楽園』コミックス。
今作も満足のいく一冊でございました。