感想温泉はてな亭

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Fire HDX 8.9(2014)感想。

Fire HDX 8.9タブレット(第4世代) 64GB

Fire HDX 8.9タブレット(第4世代) 64GB

Amazonタブレット、Fire HDX 8.9(2014)64GBモデルを購入しました。
数日使っていますが、なかなか悪くない感じです。
使いにくかったり、不便だったりするのでは、
と思っていたのですが、個人的にはアリ、の部類で。
ただ、AndroidベースのFireOS4.5ということからか、
GoogleAndroid端末向けサービス・アプリは
ほぼ、期待できないのが難点なのではありますが、
そこさえ納得・クリアできていれば、十分満足できる、と。
そう感じています。
Amazonのサービスを使っているのなら尚更。


では、購入に至った経緯と、数日使った感想を。

■購入に至った経緯。

愛用しているSurfaceRT(WindowsRT8.1)も
運用開始から2年が経過。
機能面では問題ないものの、さすがに電池のへたりが気になり始め。
Surface miniなどが発表されればそちらに乗りかえを、
と考えていたものの、今のところそれもなく……
痺れを切らしていたところ、
FireHDX8.9の発表があり、心惹かれまして。
高解像度、電池のもち、Amazonサービスとの連携が
特に気になったポイントで。


Amazonタブレットって、Google Play使えないし」
「アプリが少ないみたいだけど」
AndroidベースのFireOSって何?
 普通のAndroid端末の方が自由度、高いんじゃない?」
などの懸念点はありました。
ただ、私の場合、限られた定番アプリがあれば十分ですし、
FireOSについては周囲に使っている人がいないので
かえって面白そうかな、と。
使ってみないとわからないですしね。


手を出したのは64GBモデル。
SDカードなどでの追加ができない上、
Fireの特性上、動画、音楽にKindle本を多く扱うことになるかしら、
という見込みもあり。
お値段は張りますが、長く使うことを考えると仕方のないところ。
後で後悔はしたくないですから……
結果、使わなかったりしそうですけどね(笑)。

■周辺機器。

本体と同時に周辺機器も揃えました。


定番の保護シート

貼りつけにもバッチリ成功!
満足です。


ORIGAMI レザーカバー本体保護のため……はもちろんなのですが、
カバーを折り曲げることで端末を立てて使うことができる、
というのが魅力的で。見た目も面白いですし。
ただ、若干、重めなのが残念なところ。
前モデルKindle Fire HDX 8.9の頃から指摘されていたことですけどね。


Bluetoothキーボード
iBUFFALO BSKBB24BKSurfaceRTのかわりを担ってもらうには必須アイテム。
このキーボードを選んだポイントは以下の3つ。
1.薄くて軽い。
2.表、裏にゴム足が配置され画面に重ねても傷がつきにくい。
3.価格が3,800円前後と、機能性の割に安価。
今のところ満足して使えています。
ホットキーで音量調整、画面ロックもできて便利です。


マウスはどうしようか迷い、購入を見送ったのですが、
結構、タッチペンで代用が利きそうな印象です。
今後の様子をみて……ですね。

■操作感。

実際に使ってみて。
ありがちな感想ですけれども「ぬるさく」です。
殆ど操作にストレスはありません。
各アプリもスッと起動し、使い始めることが出来。
これは有り難いです。
また、ORIGAMI レザーカバーも使いやすく。
角度調整はできないものの、
横だけではなく縦にも置いて使えるのが○です。
縦画面固定アプリもありますし。

■音質。

Fireシリーズはタブレットの中では音質が良い、
と小耳に挟んでいました。
実際に聴いてみると悪くない感じで。
特にAmazonインスタントビデオを
端末スピーカーから音を出して観た際、
効果音が奥行きのあるようにきこえ、驚きました。
ヘッドホン再生の場合もチープな感じはなく。
コンテンツ消費タブレットとして考えると嬉しいところ。
店頭実機では確認しにくいのが難点ですが。

Amazonインスタントビデオ。

1話無料のアニメがありまして、そちらを試しに視聴。
回線はADSLで8Mbps出るかどうか、という環境なのですが、
カクつくこともなく滑らかに再生。
映像、音質ともに満足……
ですが、ちょっとお値段高めに思えるのが残念。
定額旧作観放題プランなどがあれば、
活用の機会も増えそうなのですが……難しそうですけどね。
他サービスと異なり、ストリーミングだけでなくDLしても観られるので、
外出先のネットワーク環境がなくても視聴できるのが良いんですよね。
今後のサービス充実に期待です。

■Office系ファイルを作成・編集可能。

もちろんMicrosoft純正ではなく、互換にはなるものの、
アプリを追加せずともWord・ExcelPowerPointのファイルを
新規作成・編集可能なのは嬉しいところ。


編集はファイルをタップすると互換ソフトが起動、
という動作でわかりやすいのですが、
新規作成の仕方がわかりにくいのは難点で。
アプリ一覧にも表示されていないようで……。
どうすれば良いのか、というと、
ホーム画面の上部「ドキュメント」をタップ後、
「新規」タップという操作でファイルを作れるのでした。
これがノーヒントなのは少々ツラいですよね(笑)。

■電池のもちも悪くない。

3時間ほどWEBをみたり、Twitterしたり、
OneNoteでテキストを打ったりしてみて
電池の消費は30%(Wi-Fiオン、Bluetoothオン)。
これだけ使えれば私の運用的には問題なし、です。

■不満点。

と、ここまでは好意的な感想なのでありますが、
不満点もありまして。


まずはデフォルトメールアプリの機能について。
署名をつけられないように見えるのは少々厳しいです。
毎度打ち込むのはシンドいですからね……。
→設定できました。
 1.メールアプリ起動。
 2.設定を開く。
 3.画面下の登録しているアカウントをタップ。
 4.「送信メッセージに署名をつける」をタップ。
 でした……。
複数アカウント設定時、メール着信通知が
どのアカウント対象なのかが解りづらかったりするのも残念なところ。


ブラウザにも不満が。
・起動時に表示させるホームページを設定できない。
・ブックマークの並び替えを自由にできない。
などなど。
基本的な操作や動作速度は問題ない、と感じているだけに
勿体なく思います。


思想的な問題もあるのでしょうが、
どのアプリがバックグラウンドで動いているのか解りにくいのも
難点のひとつで。
電池を長持ちさせたい、と考えると、余計なアプリの動作を止めるのが
一番楽な手段ですから……。


あと、Kindle本のサイズの大きいものを開くと、
動作が不安定になる気がします(見開きで表示しています)。
現象が発生したのは『フォトカノ ビジュアルワークス』。
ファイルサイズはAmazonのページによると141,761 KBと、
本としてのサイズは大きめで。
読んでいる最中にOSごと落ちたり、
読後、一時的にレスポンスが悪くなったり。
もの凄く困る、という訳ではないですが、
安定動作してくれるにこしたことはないですよね。

■アプリは?

Fire HDX 8.9で正規ルートでアプリを入れるには
AmazonAndroidストア経由……となります。
正直なところ、多くはないのだと思いますが、
私の使いたいものは揃っていまして。
とりあえずインストールしたアプリと、それぞれの軽い感想を。


ATOK (日本語入力システム)

ATOK (日本語入力システム)

ATOK (日本語入力システム)

真っ先にインストールしました。
日本語入力は多く使うところですので。
基本的には問題ないのですが、
辞書への一括登録を選択するとファイル選択に遷移せず、
ATOKの設定メニューに移ってしまい、
一括登録ができない現象が……ちょっと辛いかしら。
また、本体はFire HDX 8.9でDLできるのに
顔文字辞書は非対応(2014/11/09現在)だったり。
顔文字辞書

顔文字辞書



○OneDrive
OneDrive

OneDrive

Microsoftのオンラインストレージ。
これを入れることでSurfaceRTとのファイル共有も楽に。
使い勝手も悪くなく、違和感なく使えています。


OneNote
OneNote

OneNote

SurfaceRTではOneNote2014を使っておりまして、
テキストを両端末で編集できたら便利だな、と思ったのですが。
Fire HDX 8.9のOneNoteで書いたテキストを
SurfaceRTのOneNote2014で開くとフォントが何故かバラバラになっていて。
Fireの端末上の表示では問題ないんですけどね。
使えなくはないですけれど気になるので
なんとかしたいところです。
なお、ノートブックの追加はネットワーク接続必須のようですが、
ノートブックの下にセクションを追加するのはオフラインでもOKの模様。
場所を問わずメモに使えそうなのは有難いです。


Evernote
Evernote

Evernote

enchantMOONに書いたものの一部をEvernoteに送って管理しているので
一応インストールです。


Yahoo!ファイルマネージャー
Yahoo!ファイルマネージャー

Yahoo!ファイルマネージャー

ファイルマネージャーはひとつあると便利!
というか、ないと不便ですよね。
今のところ、不満なく利用できています。


Twitter
Twitter

Twitter

公式アプリです。
良くも悪くもなく、無難なつくりです。
横画面表示時にアカウントの切り替えが楽にできるといいのに……。


Facebook
Facebook

Facebook

こちらも公式アプリ。
普通にFacebookを使えます。


○TED
TED

TED

Link:Browse Talks | TED.com
Link:TED (カンファレンス) - Wikipedia
Link:【すごいプレゼン】TEDを初めて見る人におすすめの10本 - NAVER まとめ
TEDとはTechnology Entertainment Designの略だそうで。
様々な分野の第一線で活躍する人たちの講演会を主催しているとのこと。
このアプリでは、その講演会の動画を観られるという訳で。
英語ではありますが日本語字幕もつけられますし、
ダウンロードしておいて好きな時に観ることも可能なので、
ながく楽しめそうです。
Webでも観られますが、アプリの方が操作が楽なので助かります。


ぷよぷよ!!クエスト
ぷよぷよ!!クエスト

ぷよぷよ!!クエスト

このご時世、基本無料のアプリもプレイしてみよう!
と、入れてみました。
チュートリアルが終わった程度ですが、
さくさく動いていい塩梅です。
縦画面固定なのが少し残念。
あと、アプリ起動中に他アプリに切り替えて端末を横画面とし、
そのあとでぷよクエに戻った際、
画面が半分に圧縮されて表示されたことが……
途中で横にしなければ良いだけなんですけどね、たぶん(笑)。


斑鳩
斑鳩

斑鳩

購入し、インストールは出来るものの、
起動直後にGMOの非対応端末ページに飛ばされる、という……。
端末で制限をかけられているのか、
FireOS4.5が制限かけられているのかは不明ですが、
800円払って空振りはちょっとキツいですね……
バグで強制終了、の方がまだマシで。
ドリームキャストのゲームが手元で! と
わくわくしていただけに、ショックも大きく。

■個性的なホーム画面の使い勝手。

今のところは割と違和感なく使えているのですが、
アプリを多く入れると面倒になりそうな感じはあります。
基本的に自分の好みにアプリアイコンを並べさせてくれないようで。
出来ても名前順と最近使用した順くらいでの整列と、
思い切ったつくり……。
どこに何があるのかわからなくなりそうで不安です。
ジャンルごとにフォルダ分けだったり、
本と同じようにコレクションで分類できたら便利そうなのですが。

■本の読みやすさは?

さすがに解像度が2560x1600(339ppi)なだけあり、
テキストもコミックスもとても綺麗に表示されます。
横画面で見開き表示した際には小さすぎ、
縦画面にすると今度は若干大きすぎる、
微妙なサイズなのが気にはなります……
個人的には見開きへの期待が大きかっただけに残念ではありました。
コミックスも含め、本を読むならやはり、
PaperwhiteかVoyageがいいかな、と。
慣れによるところも大きいんでしょうけれど……
使い込むと印象も変わるかもしれないので、
しばらく使い込んでみようかと思います。

■総括。

難点はあるものの、現状は満足して使えています。
Bluetoothキーボードとの組み合わせあってこそ、ですが、
テキストも快適に入力できますし、
Office系ファイルもそれなりに扱えそうで。
また、インスタントビデオを画面・音の両面で満喫できるハードになっているのも○。
完全にSurfaceRTの置き換え、というのは難しいにせよ、
外出先ではFire HDX 8.9、自宅で必要があればSurfaceRT、
という使い方ができそうな目途はたったかしら、と思っています。


個人的には悪くない買い物だったかな、
というところで。

Fire HDX 8.9タブレット(第4世代) 64GB

Fire HDX 8.9タブレット(第4世代) 64GB

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