感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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中村明日美子先生『君曜日2 ─鉄道少女漫画3─ 』白泉社 感想。

君曜日2 ─鉄道少女漫画3─

君曜日2 ─鉄道少女漫画3─

秋葉原COMIC ZINにて購入。
アコちゃんと小平くんに絞ってからは2巻め。
「夏の終わりの夜と君」、
「秋に色づくほほと君」、
「弟いじります」(「楽園」web増刊)、
「5000」(「楽園」web増刊)、
を収録。
web増刊分以外は一応、掲載雑誌で既読ではありますが。
今回はKindle版、同時発売だったんですね。

「夏の終わりと夜の君」

お祭り、花火のあれこれ。
中学、高校の頃のお祭りって、ちょっと特別で。
私は色っぽい展開はなかったけれど、
それでも独特の雰囲気、空気を重ねつつ読みました。


お話としては、女の子の強さ……ですかね。
気持ちだったり、次への割り切り、というか。
そういうもの。


改めて読んで、
62頁、63頁の
「お前 もう みんなんとこ戻ったら」
で泣き崩れる意味がわかったような気が……。
惚れたキッカケになったのが
小平くんに手をひかれてお祭りを歩いた、
幼年期の思い出なのだし。
つらいけれど、すっと立ち上がって、
「あたし あんたのこと好きだったんだよね」
と、ちゃんと区切りをつけるのも、なんだか心揺さぶられ。

「秋に色づくほほと君」

静岡小旅行話。
アコちゃんも小平くんも、
互いに自分の気持ちに気づき始めて……かな?
思えば、「夏の終わりの夜と君」は鉄道色が殆どなく。
その分こちらで補充? なくらい、鉄道、です。
なにせ、旅行! ですもん。


何も考えずに乗ったらただの移動、なのでしょうが、
このお話のように背景を知って、だと、
一味違うんだろうなぁ……などと思いつつ。
「あ、なんかこれ、ネットでみたことあるぞ!」
という駅も出てきたりで。


ふたりの関係も次で一歩、踏み出せそうな。
今後が楽しみになるお話なのでした。

「弟いじります」

小平兄と小平くんのクリスマス話。
小平兄、いい味だしてます……
そもそも最初の登場シーン、16-BITのTシャツ着てたし。
「殴る蹴るの暴行」で噴いた(笑)。

「5000」

ページ数は少ないながら、ディープな鉄道世界、
とでも申しますか。
鉄道ファンではないのですが、
こういう感覚、素敵だな、と思います。

まとめ。

一歩、踏み出す巻。
先が気になる展開でおわるんですよね、今回。
互い、うまく言葉にならない気持ちを抱えたもどかしい感じ。
じれったい感じが、たまりません。


ふたりの着地点、たのしみにしつつ。
次をまったり待ちます。
続きは『楽園』第17号で。

……表紙出てますけど、ふとももがえろい……(個人の感想です)。

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