二宮ひかる先生『神崎くんは独身』芳文社 感想。
- 作者: 二宮ひかる
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2014/12/16
- メディア: コミック
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そんなことを思いながら。
誠実、というか、真面目な性格な神崎くん。
序盤はほんと、苦労しそうね、程度に読んでいたのですが。
後半は辛かった……かな。
まっすぐな故。
ぽっかりと空いた、どうにもできない喪失感。
でもね。
女のひとは強いのだ。
いつも、前をみつめるの。
そして儚い。
つらい。けれど、前をみる瞳に救われるのです。
後半を支える女の子、
どこかしら『シュガーはお年頃』のあの子を思わせる雰囲気で、
ちょいとシュガー、読み直し始めたりもしたのです。
……違うな(笑)。
でも、なんというか、この娘であって欲しいな。
そんな願望があるのです。
収録のショート二篇も素敵でした。
二宮ひかる先生の描く女性は、
強さ、艶めかしさ、儚さ、が同居していて。
どうしようもなく惹かれるのですよね……。
続けて、積んでしまっている作品、
読もうかしら。