水谷フーカ先生『ロンリーウルフ・ロンリーシープ』芳文社 感想。

ロンリーウルフ・ロンリーシープ (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

百合熱が高まってきたので、積んでいる中から一冊。


偶然、病院で出会った、
同姓同名、同性で、誕生日も一日違いのふたり。
怪我も似たようなもので、意気投合して……次第、惹かれあう。


偶然の出会いからスタートなので、
ありえないなぁ、と思う反面、
やわらかに描かれるふたりの日々に、つい引っ張られて。
途中、訪れる危機も、納得のいく流れで。
うしろめたさ、と、清々しく向き合う様と。
きっちり描かれておりまして、
後半の展開は特に良かったかと思います。


ふっきれてのエピローグも、ほんと、幸せそうで。
周囲にも恵まれてるんだなぁ、なんて。


ただ、明るいだけで終わらなかったところが
とても好感が持てたのでした。
カタチはどうあれ、恋する姿は素敵なのだなぁ。