竹宮ジン先生『game』一迅社 感想。
- 作者: 竹宮ジン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/05/17
- メディア: コミック
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- 作者: 竹宮ジン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: Kindle版
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ゲームのパッケージみたいになっておりまして、
なかなか趣がある、と申しますか。
味のあるつくりな本書でございます。
『game』の感想でございますが。
転校生ベッキーに好かれてしまったモリコ。
散々、追い掛け回されて難儀するのですが、
少しずつ心惹かれて……。
『game』というタイトルなのも、読んでみて納得。
ゲームがわりと重要アイテムなので。
ベッキーがいきなり好感度MAXなため、
最初からハイテンションでぐいぐい、引っ張られます。
また、ベッキーに振り回されて思い悩むモリコも可愛い。
意識し始めてからもモリコも○。
なんだろな……ちゃんと伝えること。
その大切さ、難しさ。
そこには百合もなにも関係なくて。
恋愛に限らず、大切なことなのですけどね。
なかなかうまくいかないなぁ、と。
ちゃんと伝えられたら、
こんなに今も、悶々と抱えたりしなかったのにな。
そんな気持ちがあるだけに、
終盤の展開は響きましたし、
そのあとも素敵だな、と素直に楽しめたのでした。
他、収録作は『game』よりもちょっと大人な女性のお話。
若干、自分の中で気持ちを膨らませる部分が多い印象で。
色が少し違う作品を一冊で楽しめるので、
お得な感じでございました。