大石まさる先生『りんりんD・I・Y』VOL.3 少年画報社 感想。
- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2003/07/09
- メディア: コミック
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中学3年になった鈴(りん)と花梨(かりん)。
先には進路をどうするか、という大問題がありまして、
それまでの自由な生活は一変。
ふたりの間に、少し溝ができてしまうのでした。
ここまでの気ままな日々はどこへやら。
結構、シリアスな内容でした。
とはいっても、中学生の進路がお話の軸、ですから、
それなりではあるのですが。
お互い、色々と考え、感じていることがあって、
将来を見据えて後悔のない一歩を。
向かう道は違うけれど、互いに祝福を。
なんだろな、こういう関係は素敵だな、と。
何年たとうが、
会えない時間がどれだけあろうが、
顔をあわせたら即、時間が巻戻るように
するする言葉が出てくるような。
そんな、ね。
何気に、住んでいた家のあった場所へ行く場面で
グッときました。
……いつか、私も地元で同じような気分になるんだろうな、って。
今は実家がありますけれど、
いつかはなくなる訳ですから。
それをみたとき、私はどう思うのかしら。
鈴ちゃん、花梨ちゃんにまけないくらいの、
素敵な気持ちを抱きつつ、
その日を迎えられたらな、と思ったのでした。