柳本光晴先生『きっと可愛い女の子だから』双葉社 感想。
きっと可愛い女の子だから (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 柳本光晴
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: コミック
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- 作者: 柳本光晴
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: Kindle版
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脇役によくいそうな女の子をヒロインに据えたラブコメ短編集。
昨日、Kindleの日替わりセールで199円だったので購入してみたのですが、
これがなかなか面白く。
脇役的な女の子たちなので派手さはないものの、
何気に過ぎる普通な時間、ふつうな恋愛感情? が
なかなかに良くて。
失恋してしまうお話もありますが、
それはそれで味わい深く。
では、収録作の感想を軽く。
■関口さん
地味な眼鏡っ娘・関口さんのお話。
ふとしたキッカケで男の子が気になるようになって……
うん。人を好きになるタイミングなんでこういう感じよね、
などと思いつつ。
結構、ドキドキしながら楽しみました。
ひとり、悶々とする感じがたまりません。
■教師と生徒の正しい恋愛
これぞ理想! な短編でございました。
年上で眼鏡っ娘は大正義ですよね!
■保健室にて
嫉妬する様が可愛い、ですが、
ちゃんとそのあたりを察する彼氏さんが偉いのう、
と思うのでした。
たぶん、私だと面倒になってしまう(笑)。
こういう気配りができないと、
なかなか付き合えないんだろうな……。
■図書館LOVER
これまた地味で眼鏡なお姉さんが後輩のサポートを受け、
あこがれの男の子に告白する話。
不器用な恋する乙女の姿が可愛く。
また、先輩を気づかう後輩が素敵で。
134頁の
「色恋が面白くなるのはこれからなんですから!」
は名言、と思ったことでした。
■ギャル子さん
収録作の中では一番直球勝負な気が。
なんとなく、ですが。
成績のあまりよろしくないギャルっぽい女の子が
成績優秀な男の子に勉強を教えてもらううちに……という。
学生らしい日常。独特の距離感。
コミュ力の高い女の子って、それだけでもう、魅力的なのよねー。
タイトル通り、ギャルな女の子がヒロインなのですけど
とても可愛くて……締めも悪くなかったかと思います。