吉元ますめ先生『イモムシのおよめさん 吉元ますめ短編集』KADOKAWA / メディアファクトリー 感想。
イモムシのおよめさん 吉元ますめ短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 吉元ますめ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2014/12/22
- メディア: コミック
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イモムシのおよめさん 吉元ますめ短編集<イモムシのおよめさん> (コミックフラッパー)
- 作者: 吉元ますめ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2015/01/22
- メディア: Kindle版
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表題作は、妖精の少女が政略結婚的に
大企業を率いるイモムシの嫁になる……というお話。
設定は面白いのですが、肝心の妖精の性格が微妙で。
プライドが高いというのはもちろんですが、
なにか、他にも問題ありそうな感じが(^^;)。
イモムシ社長には同情できるのですけれど、
なかなか妖精側に肩入れしづらいのがなんとも……
イモムシ社長の懐の深さで助かっている感じがした次第でございます。
『ポホドリー広場にて』はセリフなしですが、
なにか、絵本ちっくに楽しめる、なかなかに素敵な作品で。
こういう作品だけで一冊、は難しそうなものの、
短編集にひとつあると面白いですね。
『輝け! のたなべ高校演劇部!』は
タイトルの通り高校演劇部が舞台。
感情表現があまりうまくなさそうな少女が、
ちょいと酷いキッカケではあったものの演劇に触れ……
という。
最初は単純に恋愛模様に意識がいくのですが、
後半、ヒロインの心情に目が向きだして、
短いものの読みごたえ、御座いました。
表題作については妖精の性格に難があるものの
それなりに楽しめますし、
収録他2作品は短いながらもギュッと詰まっている印象で。
吉元ますめ先生作品が気になるのであれば、
読んでみて損はないかも、です。