感想温泉はてな亭

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大澄剛先生『千代に八千代に』双葉社 感想。

千代に八千代に (アクションコミックス)

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千代に八千代に アクションコミックス

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双葉社セールにてKindle版を購入。
大澄剛先生の短編集『千代に八千代に』でございます。
これは表紙を見て……という感じですね。
セール対象ラインナップをざーっと流して、
引っかかった、といいますか。
お買い得なときは、読んでみたかった作品はもちろんのこと、
このように短編集なり、
1冊で完結する作品を何冊か購入するように意識していたりして。
普段、出会わない作品に触れるチャンス、ですし。


肝心の『千代に八千代に』ですが、
心あたたまる、といいますが、
身近にあったら素敵だな、と思える恋のお話が並びまして、
サッと読むには丁度良い出来。
表題作は、教員と教え子カップルのお話。
難しい表現でうまく伝えられない男と、
素直に向かい合う女性の感じがなんとも……
さいごに本音? 本当に伝えたかったことを言葉にする先生が、
なんとも可愛らしく見え。


収録作は、基本的に同じ世界観で描かれておりまして、
各作品に同じ人物がちらほら登場するのもまた、楽しく。
時間が前後するので、その後の姿が見られたりもして、
そういうところも○、でした。


Bonus trackとして収録されている2作品は、
Bonus trackと言う通り、
結構、作品の雰囲気も違いまして(^^;)。
これはこれで面白いかな、と。
一冊としてのまとまりの悪さは感じますけれど、
色々読めるのはなんだかんだ、嬉しいですし。


ということで、満足できた一冊でございました。
大澄剛先生の他の作品、機会があればまた、
手にとってみたいと思います。

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