大澄剛先生『千代に八千代に』双葉社 感想。
- 作者: 大澄剛
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/08/28
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: 大澄剛
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
大澄剛先生の短編集『千代に八千代に』でございます。
これは表紙を見て……という感じですね。
セール対象ラインナップをざーっと流して、
引っかかった、といいますか。
お買い得なときは、読んでみたかった作品はもちろんのこと、
このように短編集なり、
1冊で完結する作品を何冊か購入するように意識していたりして。
普段、出会わない作品に触れるチャンス、ですし。
肝心の『千代に八千代に』ですが、
心あたたまる、といいますが、
身近にあったら素敵だな、と思える恋のお話が並びまして、
サッと読むには丁度良い出来。
表題作は、教員と教え子カップルのお話。
難しい表現でうまく伝えられない男と、
素直に向かい合う女性の感じがなんとも……
さいごに本音? 本当に伝えたかったことを言葉にする先生が、
なんとも可愛らしく見え。
収録作は、基本的に同じ世界観で描かれておりまして、
各作品に同じ人物がちらほら登場するのもまた、楽しく。
時間が前後するので、その後の姿が見られたりもして、
そういうところも○、でした。
Bonus trackとして収録されている2作品は、
Bonus trackと言う通り、
結構、作品の雰囲気も違いまして(^^;)。
これはこれで面白いかな、と。
一冊としてのまとまりの悪さは感じますけれど、
色々読めるのはなんだかんだ、嬉しいですし。
ということで、満足できた一冊でございました。
大澄剛先生の他の作品、機会があればまた、
手にとってみたいと思います。