阿部潤先生『忘却のサチコ』3巻 小学館 感想。
- 作者: 阿部潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/08/28
- メディア: コミック
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- 作者: 阿部潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: Kindle版
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阿部潤先生『忘却のサチコ』3巻。
今回も楽しゅうございました。
話を大きく分けると、身近系と遠出系、
になるかな、と思うのですけれども、
今回は遠出が多め? でしょうか。
目次をみると、行き先が一目瞭然で。
何気にサチコさんの魅力だったり、
食べ物の良さだったりを打ち出しつつも、
旅行系の楽しさも醸し出している本作、
なかなかかと。
あまりこだわるのもあれなのですが、
少々、結婚式当日に消えた彼の影が薄くなっているのは
気になったかも……
全編通して、サチコさんの魅力は存分に伝わるのですが、
そもそもの食の探求? のキッカケとなった
彼の姿が見えなくなってきて。
今回だと、広島の話で明確に出てくる以外は……
一応、飛騨高山話にもサチコさんの感情は見え隠れする、
という気はしますけれども。
そのあたりは置いておいて、
いやー、美味しそうな上に楽しそうで。
京都でのすきやき、お店の雰囲気も良さそうで憧れますし、
もう乗ることの出来ない北斗星……
何度か帰省時に利用したことはありますが、
食堂車に行った事がなかったのが悔やまれたり……
広島の牡蠣話はとにかく美味そう(^^;)。
牛乳話は、めずらしくサチコさんの苦手に関わるお話で。
いつもとはちょっと違う姿であったり、
打ち解けた様であったりを楽しめ、これまた良かった。
寿司屋さんのエピソードは。
なにやら憧れがぎゅっと詰まった感じで。
こうあってほしい職人像と、現実のお会計の……ね(笑)。
締めの飛騨高山話については、
おもてなし、についてちょっと考えつつも、
美味しそうだなー、と単純に(笑)。
ただ、食材がウリの地域の場合、色々なアプローチの仕方があるのね、
とも思ったりも。
アレンジを変えたら、今までとは違った何かを打ち出せる、
そんな可能性を秘めていて、
地域おこしの一環にもなりそかな、と。
ということで、
『忘却のサチコ』3巻、満喫いたしましたです。
出てくる食べ物がおいしそうなのはもちろんのこと、
サチコさんの誠実、かつ天然で、可愛い様もたまらず。
ただ、個人的には身近な食べ物重視で、
ご当地ものはスペシャルな感じにして欲しいかもなぁ、と、
なんとなく、思ったことなのでした。
身近なものを扱ってくれると、
ちょっと日々の生活にも影響を受けそうで、
たのしみかな、と。
よし、あげパン、久しぶりに食べてみるかー! 的な?
ま、サチコさんが美味しそうに食べてるならOK、なんですけどね!
ということで、次巻のKindle版リリースを楽しみにしつつ。
- 作者: 阿部潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/11/30
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……Kindle版は年末には出るかしら?