シギサワカヤ先生『ファムファタル〜運命の女〜』2巻 KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 感想。
- 作者: シギサワカヤ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/08/27
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ファムファタル(2) ?運命の女?<ファムファタル> (電撃コミックス)
- 作者: シギサワカヤ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
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本音と建前。
好きなようにやっているようにみえて、
それでいてしたたか、と申しますか。
コミックスではあるのですけれど、
だれもがこういう一面……部分的にでも持っていそうな。
そんな感じを受けつつ頁をめくり。
ハイくんは変わらず、空木さんはじめ、
当然のように海老沢さんにフルスイングで振り回されて。
考えているようでぐるぐる感がすごい。
面白くてどんどん読み進めるのですけれど、
なんかこう、背筋が寒くなるんですよね。
別に恐怖モノという訳ではないのに。
……ある意味、人のこわい部分がチラチラと見えてしまうから、
なのかなぁ。
そんなところが好きでありながらも、
精神力をいい感じに削り取っていく作品なので、
再読するにも間が必要だったのよね……としみじみ。
海老沢さんは安定して魅力的、です。
どこまでが本当なのかしら、と思いつつ。
ハイくんは惚れてしまった以上、
とことんいくしかないのだろうな。
残り1冊。
さっくり抉られてまいります。