感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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志村志保子先生『ごちそうは黄昏の帰り道』1巻 集英社 感想。

女の子の食卓』でおなじみ、志村志保子先生の新刊、
ということでKindle版の登場を心待ちにしておりました。
……紙に遅れること3か月……長かった……。


結婚直前で婚約を破棄。
式場のキャンセル料や慰謝料を親からの借金で払い、
挙句に親からは勘当されて……
散々な片倉ましろはやむなく実家を出て一人暮らしを始め……。


とりあえずのところ、1巻は生活基盤を、
という感じでしょうか。
一人暮らしでの色々、読んでいて楽しいです。
鍵をなくしてみたり、洗濯機絡みのあれこれとか。
実体験だったりするのかしら……などと思いつつ。


お話の主軸は大家の鷺谷さんとの関係。
出会いはイマイチでしたが、
少しずつ距離が狭まっていきまして。
ましろの心境の変化もみえて、なかなかに面白く。
だんだんと意識しはじめるんですよね。
お風呂を借りるエピソードはたまりませんでした。
こういう、ちょいと過剰に相手のことを感じてしまう、
そんな空気、というか、雰囲気……良いですね!
大好物です(笑)。


キャラクター的には大家さんの妹さんが悪くない感じで。
今後の出番に注目、です。
意外と兄をうまくナビゲートしてくれるのではないかしら。
しっかり者っぽいですし。


お話はまだまだ始まったばかり、
という感じが強いですけれども。
生活感あふれる内容には癒されます。
状況は厳しい筈なんですが、
日々を楽しんで、前向きに生きている風に見える、
そんなましろの姿をみていると
なんだかこちらも頑張れそうな気がしてきまして。


間違いなく今後に期待できる作品、でございます。
……次はもちっと早めにリリースされるといいなー。

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