高野聖先生『ごはん しよ！』１巻 KADOKAWA / メディアファクトリー 感想。

[まとめ買い] ごはん しよ！（コミックフラッパー）

ごはん しよ! 1 (フラッパーコミックス)

ごはん しよ！ 1<ごはん しよ！> (コミックフラッパー)

家庭の事情で単身、田舎の私立校へ転校してきた御厨なつみ。
根搦（ねがらみ）寮へ入り、
新たな生活をスタート……だったのですが、
その性格だったり、転校に至る背景もあってか、
斜に構えるようなところも影響し、
他の面子とうまく馴染めず。
……馴染めない、というか自ら遠ざけていて。


気難しい女の子が少しずつ周囲に溶け込んでいくのが見どころ、
でしょうか。
タイトルに"ごはん"とあるのでグルメ系の作品を想像しがちですし、
私もそういう作品かしら、と思ったのですが
それほどでもなく。
キーアイテムにはなりますが。


女の子は可愛いですし、男の子も活発で魅力的。
主人公・御厨なつみが心を許していく様は
なかなか悪くない感じで……周囲も我慢強いですけれど(笑)。
ちょーっと背後で動く闇の部分が
どうにも嫌らしく感じますが……
メインのキャラクターに会わない、
ドロッとした大人の事情っぽいので、
作品の雰囲気を保ちつつお話進めるの大変そうだなぁ……と
そんなことを現状、思っています。


作品は次の２巻で完結。
どのような締めに持ち込むのか楽しみでございます。