高野聖先生『ごはん しよ！』２巻 KADOKAWA / メディアファクトリー 感想。

[まとめ買い] ごはん しよ！（コミックフラッパー）

ごはん しよ! 2 (フラッパー)

ごはん しよ！ 2<ごはん しよ！> (コミックフラッパー)

すこーし不安に思いつつ読み始めた２巻。
ちょっと残念な読後感でございました。


感じたのは消化不良感……
寮監の過去がいまひとつスッキリしなかったり、
御厨なつみの家庭環境の変化が唐突だったり、
根搦（ねがらみ）寮を潰そうとする
理事長代理・十三味の動機であったり、
その企みの結果……
何かスッキリしない方向でひっかかりがあるまま、
終わってしまった、というか。


寮に住まう皆が色々と重い過去を背負っている訳ですが、
そのあたりも少しわかった、くらいな程度で。


徐々に寮の存亡となつみの成長・家庭環境に迫る展開になって、
なつみと母親の対峙、くらいだったら……。


連載を追っていなくても、
どことなく打ち切り感漂うのが残念な感じで。


まぁ、絵柄に似合わず、
キャラクターを掘り下げたらすごく重そうなので、
なかなかお話動かすのも大変そうな雰囲気はありましたけれど(><)。


ちょいと勿体ない作品でございました。