わだぺん。先生『東京自転車少女。』11巻 泰文堂 感想。
- 作者: わだぺん。
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2016/03/12
- メディア: コミック
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らしいなー、という終わり方に満足、でした。
板橋ルシファーズとの対決ももちろん決着。
ピンチに陥りながらも、
加藤さんの活躍もあり……って、
この謎かけ、読者さんで解けてた方っておられるのかしらん。
私はお話に沿ってするっと読んでしまいましたが、
ちょっと自分でも考えてみたら面白かったかもなー、
などと今さらながら。
キャラクター的にも上手くまとめられておりまして。
板橋ルシファーズとのその後の関係も、
『東京自転車少女。』らしい繋がりが残る感じで。
後味も悪くなく、ホッとしました。
個人的に嬉しかったのは雪月花きららの活躍? でしょうか。
スッとフェードアウトされても気づかなかったかも、
ですけれど、ちゃんと見せ場がありまして。
わりとお気に入りキャラだったので(^^ゞ。
そして最後はいるかと加藤さんの関係に戻ってきて……
最初もそうでしたし、納得でございました。
ちょっとしたネタもあり、
にやりとしつつ、何か静かな感動もありつつ。
良い締めだったと思います。
全11巻。追いかけて参りまして、
なんだかあっという間だったなーと。
ガチで自転車競技している作品にはない、
街の風景をちょっと角度を変えて観てみる、
発見のポタリングがなんとも読んでいて楽しく。
途中、謎解きやバトルもありましたけれど、
”自転車天使部”の面々の明るさもあり、
こう、深刻な展開であったり、後味の悪さが残ったりもせず。
ゆったり楽しむことができました。
わだぺん。先生の新作にも期待しつつ。
また機会がありましたら『東京自転車少女。』読み返してみます。