石田敦子先生『球場ラヴァーズ3-2』少年画報社 感想。
球場ラヴァーズ3―2(フルカウント) (コミック(YKコミックス))
- 作者: 石田敦子
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2016/03/30
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (6件) を見る
ついに完結、です。
6年間にもなるんですね……この間にも色々あったなー、
なんて思いながらの『3-2』。フルカウント。
次は勝負の一球。
ここまでのシリーズのヒロインたちのその後が、
2015年のシーズンに沿う形で描かれて。
悩みつつもカープを応援し、
一歩ずつ確実に進む彼女たちはとても力強くて。
そして、可愛いのよね。
基町姉さんも幸せになってよかったなー、と。
心に残るセリフもあり。
"負けてるけど 努力が無駄になった場面じゃないもの
負けと 失敗 違うやん"
45-46頁
"無理に好きを終わらせることないですよ"
167頁
読み返すたび、また別のセリフに惹かれるのだと思います。
今回は上のふたつにグッときたのでありました。
生活に沿っていてくれる作品だから、
また独特の感動があって……。
単行本、最後のほうのつくりも素敵でした。
飛び立つような、飛翔感のある、というか。
終わる、というよりもこれから、な。
それはそうで。
プロ野球も、広島東洋カープも続いていくし、
彼女らのこれからもあるし、
私たちも応援し続ける訳で。
素敵な読後のあたたかさを残してくれる、そんな。
石田敦子先生、6年間、おつかれさまでした。
このシリーズに触れ、
カープも、プロ野球も、一層好きになりました。
帯にある『野球+プラス!』も楽しみにしております。