原作:木皿泉先生/作画:渡辺ペコ先生『昨夜のカレー、明日のパン』幻冬舎 感想。
- 作者: 渡辺ペコ木皿泉(原著)
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/01/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 渡辺ペコ,木皿泉
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2016/01/30
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
妻のテツコさん目線が多めではあるようには思いますが、
各人、それぞれ受け止めて、整理して、生きていく様が
静かで、地に足がついて、生々しくて。
一樹の父親であるギフ(義父?)とテツコさんとの
少し妙な家族関係であったりとか、
隣家のお姉さんと一樹の交流。
いとこである虎雄への影響……と、
直接、ではないものの、
なんとなく浮かび上がってくる一樹の姿に、
しみじみとさせられまして。
章の構成も良かったかな、と思います。
最後にまとまっていく感じで。
読後の感触は
ほかのコミックスにはないような、
後を引く感じ、と申しましょうか。
正直なところ、スッキリ、とはしなくて。
ただ、それが悪くないのです。
原作モノが故、なのでしょうか。
ちなみに原作は未読です。
機会があれば、手に取ってみようかしら。
- 作者: 木皿泉
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/01/07
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: 木皿泉
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/01/22
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る