感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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志村志保子先生『名づけそむ』祥伝社 感想。

名づけそむ (フィールコミックス)

名づけそむ (フィールコミックス)

志村志保子先生の新刊。
タイトルの『名づけそむ』は以下のような意味の模様。

[動マ下二]はじめて名付ける。言いはじめる。
「煙立ち燃ゆとも見えぬ草の葉をたれかわらびと―・めけむ」〈古今・物名〉

なづけそむ【名付け初む】の意味 - goo国語辞書

書名の通り「名前」がテーマの短編集。


自分の名前だったり、我が子の名前だったり、
ふと出会った人の名前だったり……
それぞれのストーリーが展開されて。
少々重めでゆっくり沁みるようなお話が多いです。


読後、ちょっと名前を気にしてみたくなる。
そんな一冊でした。
自分の名前に込められたもの。
知人の名前のこと……。
当たり前といえばそうなのですが、
みな、様々な背景を背負っているのだ、
ということを改めて認識させられまして。
どの収録作品も、改めて読み直してみたいな、
と思わせるものばかりで。
長いお付き合いになりそうです……と思うだけに、
再読しやすい電子書籍だったら良かったなぁ、なんて(^^;)。


なお、表紙のデザイン、紙質もよく、
"本"としての出来も悪くないと思います。
手に取るとちょっと嬉しくなる、そんな。


短編集なので、少しずつ読み進めるもよし、
一気に読み切るもよし、で、
楽しみ方もそれぞれ、です。
『名づけそむ』を読みつつ、
自分の名前や、あのひとの名前を思い浮かべてみる、
なんていうのも悪くないかもしれません。


こちらも購入しておりますので、
感想は追って……。

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