感想温泉はてな亭

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水上悟志先生『戦国妖狐』6巻 マッグガーデン 感想。

戦国妖狐(6) (ブレイドコミックス)

戦国妖狐(6) (ブレイドコミックス)

私としては驚きの展開。
釘づけになって一気に読まされた、
そんな『戦国妖狐』6巻でございました。
それもその筈だわ、と巻末までたどり着いて納得してみたりも。


バリーと真介の戦いにも決着。
なんとも、なカタチではありましたけれども。
真介は良いのですけれども、
少し、バリーが可哀想な感じが残りまして。
……この感触が真介の気持ちにも通じるのかしら。
魔剣・荒吹の覚醒? も真介に与えた影響が大きそうで。
恨みに縛られない、そんな一歩進んだ真介になれた、のかしら。
戦いの間、仇だった筈が、
どこかしら心の交流のようなものも感じましたし。


いよいよ断怪衆僧正・野禅と対峙。
山の神も乗り出しての決戦。
当初は大味!! に見えた戦いも、
野禅と迅火の直接対決になり、一気に変化……
誘導されて暴走する迅火がなんとも……
苦境を乗り越え、力を手に入れていくうち、
どことなく、迅火らしさが消えていく……そして……。


たま、真介の身の振り方はどうなるのでしょうね。
とりあえずはこの巻で一区切りして、
次で仕切り直し、な第一部完。
たまは迅火を救えるのか。
少し、責任も感じていそうですし。
また、約束もありますし。


次巻からは、彼らの今後も意識しつつ、
新しい物語も楽しみたいと思います。


最後に収録されている"妖狐小歌"は、
たまと迅火の出会いの話。
別れの後だけに、重いです。
そして、絆の深さもより、感じられて。
救われるといいなぁ、ホントに……。

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