大石まさる先生『マーチャンダイス』1巻 少年画報社 感想。
- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2016/08/30
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
表紙、タイトル横にLeibniz seriesと小さくあります通り、
賢い大猫ライプニッツが活躍する一連の作品のひとつのようですね。
ところは火星。
長期滞在型アパート"マーチャンダイス"に住まいつつ、
それぞれの方向を向いて歩くひとたちのお話。
賞金稼ぎにレーサー、一攫千金を狙って探索を続ける娘さん……と、
一癖、ふた癖ある方たちばかりで。
読み始めはなかなか個性的な彼らと世界観に慣れなかったのですけれど、
読み進めるにつれ、面白さが増していく……というか。
自由に、それぞれに芯を持って楽しく生きている彼らの姿に惹きつけられる、
とでも申しますか……
じわじわとくるワクワクだったり、世界が広がる感覚が心地良いです。
前述の通り、シリーズの看板猫?
ライプニッツも其処かしこで活躍しておりまして、
にゃんこスキーにもたまらない一冊となっているのではないでしょうか。
表紙をめくるとちょっと味のある絵もありまして、
紙の本ならではの楽しさもあり。
……ということで、満喫いたしました!
1巻、ということは続くお話にも期待が持てそうで。
先が楽しみでございます。
しかし、裏表紙に"南極"とありますけれど、
これって作中では"北極"だったような……違ったかしら。
ちょっと読み直しが必要ね(^^;)。