志村志保子先生『ごちそうは黄昏の帰り道』2巻 集英社 感想。
- 作者: 志村志保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: コミック
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ごちそうは黄昏の帰り道 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)
- 作者: 志村志保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Kindle版
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完結!
ですが、もちっと色々と見たかったかなぁ、という気持ちは残りつつ。
過去を抱えたふたり。
ちょっとした危機もありつつ、なんとかゴール……直前なのかしら。
そういう形をとれるのも、
どこか、信じられるものがあるから、で。
印象深いのは、借金返済まわりのやりとりで。
こういうところって、きっと、大切なんだろうなぁ、と。
大家さんのリアクションって、
ちゃんと相手のことを考えていないと出てこない答え、だと思いますし。
何だか、グッときてしまったのでありました。
番外編も収録で。
一応は"番外"となっているものの、
私としてはコレがあって、すとんと腑に落ちる感じがしたなー、
というのが素直な感想で。
ましろさんの環境を外から認識できる……とでも申しますか。
形作った外部要因がすっきりする塩梅で。
逆に言うと、コレがなかったら、
ちょっと足りない印象になってしまったのかもです。
にしても、もう少しお話、楽しみたかったかなぁ、というのが本音。
峠がまだあっても良かったのでは? と。
楽しめたのですが、ちょいと勿体ない感じのした作品でありました。
他には短編『空をみあげる』『ベンチの貘』が収録。
いずれもよくまとまった作品で。
『空をみあげる』は、正直、若いなー、
と思ったものの、
実際にそういうコト直に伝えられると家出くらいはするかも……
と、考えなおしたり(^^;)。
『ベンチの貘』は女心の微妙な感じがなんとも、で。
今後、うまくやっていけるのかが心配、なふたり……
などと思ったことでした。
嫉妬する自分を省みて気持ちにはじめて気が付く、
というのは、私としては新鮮な感覚ではありました。
……と、楽しめたのではありますが、
できれば紙と電子は同時発売にしてほしいところで(>_<)。
難しいのかなぁー。