影崎由那先生『かりん』4巻 KADOKAWA / 富士見書房 感想。
- 作者: 影崎由那
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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影崎由那先生『かりん』4巻でございます。
表紙に煉の存在感が大きいように、
本編でも煉が活躍? しています。
雨水くんのお母さんを狙う、的な意味で……
果林をはじめ、家族の協力もあって、な展開をみせ、
そちらは一安心、なのでございますが。
様々な事件を経るにしたがって、
果林の周辺事情も少しずつ明らかになって参りまして。
また、雨水くんも色々と飲み込みつつ、
果林との距離が近くなって。
恋愛的な意識も強くなっていくのを感じる、というか。
周囲も、敏感に二人の関係を察知しているのがなんとも(;^_^A。
そいえば、学生の頃ってこういう話、って
皆好きだったような気がするよなぁ……なんて、遠い目をしつつ。
煉が吸血鬼として覚醒? するエピソードも
番外編として収録されておりまして。
こちらは、意外にも切ないお話に仕上がっており。
なかなかによろしゅうございました。
普段の煉がアレなだけに、
こういうお話があると、キャラクターにも深みが出るよなぁ、なんて。
うっすら風味を漂わせていた恋愛要素もここから本腰かしら?
と期待を寄せつつ、先のお話も楽しんでまいります。