糸杉柾宏先生『いいなり』3巻 秋田書店 感想。
美人で優秀、学校のアイドル……
ただ、隠れた趣味? 性癖? が……
そんな生徒会長"有栖川ミサ"に振り回される波多野くんの姿が
なんともな糸杉柾宏先生『いいなり』も3巻です!
今回もKindle版を購入です。
会長はもちろんのこと、波多野くんの幼馴染の杏に、
ライバルになりそな有栖川家の執事・カイト氏も加えて
絡まる想いの行方や如何に! という塩梅。
舞台も、表紙からわかります通り海が中心!
期待も高まりますですね。
今回も色々あり……楽しゅうございました。
では、各話感想をば。
■第8話 ようせい
カイト氏が学校にやってきて、校内でも監視の目が厳しくなり。
会長も波多野くんもこれまで通り、とはいかなくなったようで……
そうなると、より開放的なコトを求めたりするのかしら。
自由に舞う会長は綺麗で。
また、無邪気な感じがまさにタイトル通り。
……その姿をみての波多野くんの想いは……どうなんでしょうね。
いつまでも……は難しそうだけれども、
良い着地点を見つけられたな、と思いつつ。
■第9話 りんかい
臨海学校エピソード♪
とあれば、色々なイベントに期待したいところですよね。
杏も思うところありつつ、のようですが……
カイト氏は周囲の反応に苦戦している模様。
前半の海のお話も良かったですが、
やっぱり肝試し、ですね。
お約束感はありますが、こういうのが大事で。
杏とカイト氏の関係は……
ただの似た想いを抱くもの同士、で終わるのか、
それとも踏み込んだ関係に発展するのか。
ちょいと気になりますね。
波多野くんと杏の間は……厳しそうですね(>_<)。
■第10話 おさかな
臨海学校の流れで水族館へ。水槽を眺めて思うことは……。
第8話で開眼したのかしら。
波多野くん発案で動くのって、わりと初めて?
どうだったろう……いずれにしましても、
会長との距離が縮まったような。
そんなエピソードに思いました。
あと、やっぱり、自由に舞う会長は綺麗。
ちょっと変わった間柄、ではありますが、
こういうのもアリ、なのかなー、なんて。
■第11話 えいえん
夏だ! 海だ! とくれば?
そうです、花火ですよね?
杏も積極的に動き出すものの空回り気味、
というか、波多野くんの反応はイマイチ。
それもそのハズ……で。
にしても、これは……会長の気持ちも波多野くんに向いている、
そう思っても大丈夫なのかしらん。
まだ、まぁ、杏、カイト氏がどう動くのかが気になりますよね。
次回、大波乱の予感がギュンギュンします!
……いや、いつも大変なんですけどね(笑)。
■まとめ
カイト氏も加わったおかげで、
より杏も映えるようになったような。
どことなく報われない感が……。
会長と波多野くんの間が進展したように見えるのは良いのですけど、
立場、おうちの問題もございますし、
このまま一筋縄で上手くいくとも思えず。
花火大会の件をどうおさめるのか、
も楽しみではありますが……
波多野くんがどう行動するか、楽しみでございます。
にしても、冒頭のこれまでのあらすじと
キャラクター紹介は助かりました……
やっぱり、間が空いてしまうとわりと忘れてしまうことも多く。
軽く、こういう感じで記憶を刺激してもらえると、
すんなり先の話に入っていけるんですよね。
最近の作品ではあまりあらすじって収録されていなかったりするので、
有難かったです。
また、電子特別版の特典イラストも可愛くて○! でした。
次巻も期待っ!