感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』8巻 双葉社 感想。

Kindle版がリリースされましたので早速購入です。
紙版の帯にある惹句が衝撃的で……どのような展開になるか、
緊張? しつつ頁を進めました。


なんとか十字軍を退けたのに内紛……キツイ展開ではありますが、
戦争ではないですけれども近しいコトって今もありそうな気がしつつ。
そんな中でのシャールカの悲運……ですが、
なんとかしてしまうのが、この娘の良いところ、
また、この作品の中での救いでもあり。
帯の展開も自然に織り込まれており。
そうせざるを得ない、そんな塩梅ではありましたが、
前向きなシャールカの姿は心強くて。
割と後ろ向きな日々になってしまう我が身を省み、
少しばかり、勇気を貰えたような。


改めてジシュカさんのもとへと戻ったシャールカではありますが、
敵方への人脈もあり、
今後の動きにどう絡んでいくのか楽しみですね。
やっぱり、再会とか、あるのかしらん。


にしても、174ページのシャールカはズルい感じですね(笑)。
これは可愛い!
あたたかさマシマシに感じるのは、
やっぱり、お母さん属性が加わったからかしら(^^;。
天使から女神さまにランクアップしたような?


次巻予告からしますと、終盤を迎えているのかな?
というコトを予感させますが、はたして。
ジシュカさんだけを描いた作品ではないにせよ、
気になるところでございます。


巻末の方の解説も相変わらずの充実っぷり。
その巻を振り返りつつ読むのが結構、楽しみだったりします。
4コマ劇場も、作品の展開も踏まえつつ、
ちょっと視点を変えたネタがたのしくて。


……っと、8巻も満喫いたしました。
帯の展開も納得、でありましたし。
エリーザベトさまも可愛かったし。
次も期待しつつ、待たせて頂きます。

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