三部けい先生『夢で見たあの子のために』1巻 KADOKAWA 感想。
- 作者: 三部けい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/12/04
- メディア: コミック
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- 作者: 三部けい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/12/04
- メディア: Kindle版
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さて、どんな作品になっているかしらん、
とページを捲れば……サスペンス系の流れの作品。
『カミヤドリ』や『テスタロト』方向の新作を期待していたので
若干の残念さはあるものの、読み進めればやっぱり面白くて。
辛い過去を背負いつつ、復讐を誓う千里。
また、千里とはまた違った境遇を背景に持つ恵南(えなん)。
主人公とヒロイン、というカタチになりそうですが、
どうにも千里の望む先には恵南が立ちはだかりそうな感じもあり。
そのあたりの葛藤が見どころになりそうです。
もちろん千里が追う人物も気になるところ。
裏社会的な組織も同じ人物を追っているようで、
このあたりの色々も面白い要素になりそうです。
……って、1巻の締めのあたりも何やら厳しい感じになっており。
ふつうの高校生なら、ここでお話が終わってしまいそうなくらい、
でありますが、この危機をどう切り抜けるか。
2巻が早速楽しみになる流れでありました。
ということで、『僕街』が好きだったのであれば、
おそらくハズレということはなさそうな作品になっているかと思います。
ただ、諸々の表現が苦手! という方もおられそうな点は注意……
なんて塩梅でしょうか。
個人的には、犯人の動機、母親との関係を気に留めつつ、
作品を追っていきたいかな、と思っておりますです。
多々、注目すると面白いポイントはありそうですので、
好みの箇所を気にしつつ読み進めますと、一層楽しめるのではないかしらん?
三部けい先生の新作、楽しみにしていたところ、
またまた読み応えのあるものがリリースされ、
とても嬉しゅうございました。
いつかはまた、『カミヤドリ』系のも読みたいですけどね(笑)。
まずはこのシリーズ、楽しむの優先で!!