感想温泉はてな亭

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押見修造先生『血の轍』第2集 小学館 感想。

Link:血の轍 【作品TOP】 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
※第1話を読めます。

血の轍 2 (ビッグコミックス)

血の轍 2 (ビッグコミックス)

第1集での凄い惹きからの第2集。
どうやってこの危機を乗り切り……というか、
ヤバいだろ、これ、と……。


うーん。現場にいた人が限られていただけに、
こうなるか……と納得はするものの。
背負うものが重くて。


表情のアップも効果的に用いられており。
単発でその絵だけみたのならば、
特段……という感じになりそうなのですが、
お話の流れで目に入ると、
どうにも不気味に見える不思議。
おそらくは、外からみるとごく普通の家族、な彼ら。
なのだけれど……
そんな生々しさが強化される、とでも申しますか。


このお話って、うまい落としどころはあるのでしょうか。
ハッピーエンドはまず、なさそうな気はしますが、
どういう着地点に持ち込むのか、
そこに焦点を絞りつつ楽しみますかねー。


次集は、接点を持ち始めた女の子が軸になるのかしら。
……嫌な予感しかしないので、
今回のエピソードでいったん、お役御免になって欲しいような……
恋心があるにしても、深入りしてしまうと
母上様の意外すぎる行動でのバッドエンドしか見えないですし。


この流れに素直に呑まれてしまうのか。
脱出をはかるのか……彼の判断に注視しつつ、かなぁ。
当面は流されてしまいそうな気もしますけど。


目が離せないですが、
それなりにメンタルに余裕があるときに読むようにしないと
思った以上に重いダメージのある作品でございます。


個人的には満足、な展開でございました。

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