今井大輔先生『こちら、あたためますか?』実業之日本社 感想。
Link:COMICリュエル|実業之日本社のwebコミックサイト -「COMICリュエル」こちら、あたためますか?-
※1話、2話を読めます(2018/03/01 現在)。
- 作者: 今井大輔
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 今井大輔
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2018/03/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
Amazonのページ見に行ったらこちらも気になってポチり。
体調不良で寝込んでいた折、だったので、
気分的にこちらかしら、と思い読み始めたらあっという間に読了。
100ページとちょっと、という量ですから、
それも納得なのですけれども。
ただ。
日常の中にあるちょっとした出会い、だったり、
感情の動きを掬い取っていて。
正直なところ、すごいお話がある訳でもない。
ただ、静かに、日々の生活のそこらにありそうなもの、が、
お話に籠められていて。
静かに心揺さぶられる感じ、とでもいうか。
すごいハッピー、という訳ではない。
ごく、平凡な日々。
そんな中の出会いと、ちょっとした幸せ。
寝て、起きて、働いて、
酒飲んで、天井をどことなく眺めて眠る。
ただ、そんな日々の繰り返し、と思っていた最近ですが、
こういう幸せを感じ取る余裕がなかったのかもな、
なんて思いつつ、読んだことでした。
ボリュームは足りないと思います。
でも、何か感じられるものはある、そんな作品かと。
……長くないからこそ、日常のヒトコマっぽいところが
より沁みる、そんな感じもあるかしら。
読んでいて涙が流れたけれども、
それがどういう感情から流れたものかは、
ちょっとわからんかったですね。
でも、今の私の心、気持ちをゆらり、とゆする力のある、
そんな作品でした。
この作品。
買う予定はまったくなく、以前『クロエの流儀』に興味はもちつつ、
手を出さなかった作家さんだ、というのは覚えていて。
『セツナフリック』繋がりで勢いでポチッたらヒット、でありました。
こういう出会いは嬉しいものです。