感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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オダトモヒト先生『古見さんは、コミュ症です。』7巻 小学館 感想。

Link:WEBサンデー|古見さんは、コミュ症です。

また感想更新が遅れておりますが、
頑張って(?)生活を立て直してまいります。
2018年は再起動、なのです。
そんな本日、1/17朝でございます。
雑誌系の感想は今週中になんとかしよう、と思いつつ。


んでもって、
本日はオダトモヒト先生『古見さんは、コミュ症です。』7巻。
表紙は季節感溢れる"これぞ冬!"な。
雪合戦を楽しむ古見さん、という、レア? な姿。
なんとも、脚がまぶしいですね!


本編も表紙にならって冬。
クリスマスに古見さんの誕生日、
雪での遊びにそれぞれの年末年始……と、
見どころも多々。


私的には古見さんの帰省話? が楽しかったですねー。
おばあちゃんとの花札勝負やら、
何故か巫女さんを手伝うことになったり、
そこで意外な出会いがあったり……
たまに舞台が変わると良いアクセントになりますよね!
あまり出番のない家族が登場するのもまた、
世界観が広がる感じで良いかなー、と。


只野くんと古見さんの距離はそれほど変わってはいませんが、
あまり関わりすぎない、ほどよいスタンスが良いのかなー。
古見さん自体は、
周りとの関係をよくしていけているように見えますし。
良い方向、ではありますよね。


恋愛~、というのも楽しいですが、
こういうホッコリ系のお話も貴重なもので。
只野くんと古見さんをあたたかく見守っていきたいですねー。


次巻はどんなお話になるのかしら。
安定して楽しめる作品なので有難いです。

水上悟志先生『水上悟志短編集 放浪世界』マックガーデン 感想。

『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』と同時発売となっておりました
水上悟志短編集 放浪世界』、満喫いたしました。
短編集ならではの、連載とは一風変わった雰囲気、
バラエティ豊かな作品たち。
水上悟志先生は連載作品が面白いのはもちろんのこと、
短編も素晴らしいのですよね!


日常っぽいものから妖怪モノっぽいモノ、
ファンタジー? にSFもあり……
通勤中の気分転換にピッタリな一冊、です。
各作品に水上悟志先生のコメントがあるのも嬉しいところ。


では、収録作品の感想を軽く。

■竹屋敷姉妹、みやぶられる

双子のそっくり姉妹のちょっと変わった趣味。
それをいとも簡単に見破る少年……。


眼鏡っ娘姉妹、という時点でポイント高いのですけれども。
お話も少年を起点に変化をみせる彼女らが
なんとも微笑ましく、可愛く。


よろしゅうございました。

■まつりコネクション

普通のひとには見えない人の頭上に住み着く宇宙人と、
それが見えるお姉さんのお話。


日常を少し変わった視点で眺める面白さ、とでも申しますか。
作中では宇宙人、ということで描かれておりますけれども、
人それぞれの視点、などということを思いつつ
読み進めました。


ちょいと足をとめて回りを見渡すと、
頭の上に……なんて、あったら楽しそうですよね。

■今更ファンタジー

まさにタイトルの通り。
三十代後半、妻子持ちの男が叶えた願いとは!!
気持ちよく中二炸裂の世界がギュギュっと詰め込まれ、
おまけにスッキリ読後感。


マスクをつけていたおかげで、
存分にニヤニヤしながら楽しむことができました(笑)。

エニグマバイキング

妖怪を喰らう者のお話。
世界観としては『戦国妖狐』に連なる感じ?
変わったグルメマンガとしても楽しいですし、
人情も感じられて〇、でした。

■虚無をゆく

短編? というには少々長い。
読み応え満点のSF短編。
これは、
自分にとっての世界の在り方をどことなく考えながら……ですかね。
絵的にインパクトのある場面も多く、
アクション的にも興奮させられました。


最後のしんみりしつつも、
世界が新たな一歩を……という感じも良かったです。


んー、連載作品も楽しみですが、
また短編集、読んでみたいなぁ……。

水上悟志先生『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』少年画報社 感想。

率直に申しまして、面白くて。
あと、続編が観たいな、と。

作品としとては見事に1巻に収まっておりまして、
アニメ映画をすこーん、と一本観終わったような。
そんな心地よさのある1巻完結っぷり。


気持ちよく終わるのですが、
出てくる登場人物が敵、味方、みな魅力的で。
また、世界観も日常に近しいところでの異界……な話で。
続くエピソードをホント、待ちたいよなぁ、という。


感触としては『戦国妖狐』の延長線上にある世界なのかな?
と思いつつ読み進めておりましたが、どうなのかしら。
一応、舞台は現代っぽいですけれども、
傍には……という感じのようですし。
そのあたりの設定も気になるところ。


Kindle版を購入して通勤中に読んだのですが、
改めて、帰宅してざざっとPCの27インチモニタにて見開き場面を見直し……。
いやー……一度、Kindle端末なり、携帯端末なりで読んだとしても、
環境的に許すのであれば、大きめの画面で見開きは見直すべき。
ページを送って画面が表示されたときの驚き、迫力、衝撃、
視界が覆われる一瞬の圧力と、開放感がたまらんのですよねー。


一応、あとがきではシリーズ的な話もありましたので、
ちょいと期待したい感じですかねー。
こんな魅力的な方々を描き出しておいて、1巻で完結って何よ!! という(笑)。
満足はしたのですが、もっと欲しくなる……危険な感じが(^^;。


なんてことも思いつつ。
1巻でなんだかんだ締まってはおりますので、
プレゼントする1冊としても、重宝しそうな作品です。
水上悟志先生作品布教用として、駆使してみたいなー、と妄想広げつつ。


さて、短編集の方にも手を付けますかのぅ。

押見修造先生『血の轍』第2集 小学館 感想。

Link:血の轍 【作品TOP】 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
※第1話を読めます。

血の轍 2 (ビッグコミックス)

血の轍 2 (ビッグコミックス)

第1集での凄い惹きからの第2集。
どうやってこの危機を乗り切り……というか、
ヤバいだろ、これ、と……。


うーん。現場にいた人が限られていただけに、
こうなるか……と納得はするものの。
背負うものが重くて。


表情のアップも効果的に用いられており。
単発でその絵だけみたのならば、
特段……という感じになりそうなのですが、
お話の流れで目に入ると、
どうにも不気味に見える不思議。
おそらくは、外からみるとごく普通の家族、な彼ら。
なのだけれど……
そんな生々しさが強化される、とでも申しますか。


このお話って、うまい落としどころはあるのでしょうか。
ハッピーエンドはまず、なさそうな気はしますが、
どういう着地点に持ち込むのか、
そこに焦点を絞りつつ楽しみますかねー。


次集は、接点を持ち始めた女の子が軸になるのかしら。
……嫌な予感しかしないので、
今回のエピソードでいったん、お役御免になって欲しいような……
恋心があるにしても、深入りしてしまうと
母上様の意外すぎる行動でのバッドエンドしか見えないですし。


この流れに素直に呑まれてしまうのか。
脱出をはかるのか……彼の判断に注視しつつ、かなぁ。
当面は流されてしまいそうな気もしますけど。


目が離せないですが、
それなりにメンタルに余裕があるときに読むようにしないと
思った以上に重いダメージのある作品でございます。


個人的には満足、な展開でございました。

蘇募ロウ先生『なんでここに先生が!?』3巻 講談社 感想。

CD付き なんでここに先生が!?(3)限定版 (プレミアムKCライツ)

CD付き なんでここに先生が!?(3)限定版 (プレミアムKCライツ)

なんでここに先生が!?(3) (ヤンマガKCスペシャル)

なんでここに先生が!?(3) (ヤンマガKCスペシャル)

ついに第三弾! な『なんでここに先生が!?』。
今回はCD付きの限定版まで登場し、人気の高まりを実感、です。


表紙はスポーティな水着姿のお姉さん!
幼なじみの葉桜ひかり先生でございます。
幼馴染のお姉さん、しかも先生となればワクワクする(?)ものですが、
この葉桜先生……タカくんに子供っぽくイタズラを仕掛けまくって……
どちらかというと先生よりもタカくんの方がしっかり者で。
もともとの関係性から、
少しずつ気持ちが変化し、お互いを意識し始めるところが見どころ、
でしょうかねー。


葉桜先生的な人と実際に付き合ったら大変そうですが、
こう、お話で楽しむ分にはとても魅力的で。
ほっそり、ではなく、むっちり感も良いですよね。
健康的で。


肝心のえちぃシーンはここまでのシリーズを踏襲した出来栄え。
基本、意図せず、のラッキー系……
ですけれども、その刺激的なことと言ったら……もう。
先生の若干ガサツ? なところもあり、
その照れたところがより、かわいく見えてしまったりもして。
流石、でございます。


一応、既刊で登場している先生方もちらほら見えますが、
単品でも十分楽しめる出来なので、
表紙にピンときたら手に取って間違いない、
そんな一冊ではないでしょうか。
……んー、個人的にはCD付き、欲しかったのですが、
Kindle版で既刊を揃えていたこともあり断念。
音系の特典も電子書籍でなんとかする仕組み、
できないものかしらん、なんてことを思いつつも、
大満足な蘇募ロウ先生『なんでここに先生が!?』3巻なのでした。


次なる先生との出会いにも期待、ですね。

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