感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

スポンサーリンク

茜虎徹『緋色のマリオネッタ』アスキー・メディアワークス 感想。

富士見書房の雑誌にて、
『つばめしんどろ〜む』『ななみくす!』などで活躍しておられた
茜虎徹先生の新作、です。
今回はアスキー・メディアワークスの雑誌に移っての連載。


一応、連載は一通り追ってはいましたけれども、
手許に置いておきたくて単行本を購入しまして、
改めて一気読みです。


緋色の瞳をもった人形、コッペリア
人間になるべく旅を続ける彼女が観、得たものは?
答えは?


読み直してみると……
やはり、扱っているものが重く、
感動する、とか、泣ける、とか笑える、とか、
そういうものとは一味違う、
何かひっかかるものを感じます。
明確にコレ、というものではないのですけれども。
ハッキリとした倒すべき敵がいる訳でもなく、
ただ、暗い面を見つめていく。


そんな重たい雰囲気なのですが、絵が綺麗なんですよねぇ。
主人公コッペリアの美しさたるや、もう。
これが立体化されたら、買わざるをえない。


地味、な作品ではあります。
キャラクターは綺麗なのですが、
所謂、萌えとは程遠いですし、
お話も楽しく笑えるようなものでもない。
でも、なにかしら、残してくれるんじゃないかしら、
と思える作品なのです。


私的には、かなり推したいのですけれどね……。

“感想温泉はてな亭”は
amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによって
サイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定された
アフィリエイト宣伝プログラムである、
Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。