感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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玉川重機先生『草子ブックガイド』講談社 感想。

草子ブックガイド(1) (モーニング KC)

草子ブックガイド(1) (モーニング KC)

ふと、お昼休み、
はじめて立ち寄った書店にて、
棚に並ぶ背表紙になにかを感じて手にとりまして。
表紙と帯に惹かれて、そのままレジへ。
こういうコトがあるので、
やっぱり、たまーに書店に行くのは良いですね。


購入後、パラパラと適当に頁を捲ってみた、
最初の感想は……「失敗したかな……」でした。
この頃は、わりとふんわりした絵柄だったり、
すっきりした線? のものを多く読んでいる感じだったので、
慣れない絵柄だったんですよね……。


ただ、なにかの引っ掛かりは感じて。


で、今日の通勤のお供にしてみたのです。


読み始めこそ、抵抗はありました。
ブックガイド、と題するだけあって説明っぽいものも多いですし。
ですけれども。
先へ進むにつれ、
「あー、好きなんだな」というか。
好きじゃなきゃ書けないよなー、こういうの……。
そういうのがヒシヒシと伝わってきまして。
読み終える頃には次が楽しみになっている、という(笑)。


作中に出てくる"ブックトーク"のコミックス化、
が、この作品なのかな、などと思ったりも。
採り上げられる本のあらすじが紹介されるので、
「あぁそんな話なのね」で済まされれば楽なのですけれど、
読んでみるとモトの本にあたってみたくなってしまって。


テキストの魅力に引っ張られてしまいます。


本の豆知識も満載ですし。
注釈も気合いが入っています。


こういう本こそ、
1話試し読みなどを積極的に進めるべきなんじゃないかしらん。
もうちょっとよみやすい環境ができれば、
多くの人に届く作品になるのでは……などと思ってしまいましたです。
いや、私が知らなかっただけで、
実はすんごい売れてる本だったりして……(;^_^A。


私的にはとてもオススメできる1冊、です。
そこそこの年齢をこえてから、のほうが楽しめそうではあるものの、
若いうちに目を通しておいて、
後年、読み直してみると新しい発見が……!
なんてこともありそで、大変面白く、興味深く、
先がどうなるのか気になる、
とても素敵な作品だなぁ、と思ったことでした。

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