宮城とおこ先生『精霊プロデュース』１巻 角川書店 感想。

精霊プロデュース　第１巻 (あすかコミックスＤＸ)

精霊プロデュース　第２巻 (あすかコミックスＤＸ)

１、２巻同時刊行、ということで、
待たずに次を読めるのはよろしゅうございます。


１巻を読了した感想としては……
悪くないけれど、どこか食い足りない、というか。


序盤の展開は
『ラズベリーフィールドの魔女』を思い出すような流れ。
神様を目指す精霊に、強引にまきこまれる。
そこは良いとして、んー。
何でしょう。物足りない感。
でも、主人公は可愛いし、件の精霊もキャラはたってるから、
そこまで酷くもなく。


主人公の破壊神設定（何でも壊してしまう）が突飛なあたりに、
妙な抵抗を感じてしまっているのかも、わたし。
割とお話の重要そうなところに
この特性が活かされているので、
そのあたりに「？」となると、馴染みにくいのかもなぁ……。


濃いめのキャラクターの日常を楽しむ分には
満足のできる作品ですので、
私的には充分、ですが、推せるか、といわれると、
そこまででもない、微妙な位置なり。


２巻を読むと印象も変わるかも、なので、
また改めて。