中村明日美子先生『君曜日 ─鉄道少女漫画２─ 』白泉社 感想。

君曜日―鉄道少女漫画2

前作『鉄道少女漫画』のスピンオフ作品。
収録作品に登場していた中学生アコちゃんと、
サラリーマンなダンナサマがお話の中心に展開。


『鉄道少女漫画』より鉄道色は薄れるものの、
アコちゃんの揺れる心がなんともたまりません。
木曜日の夜、あこがれの人に逢うのを楽しみにしながらも、
押しの強い小平くんに少しずつ気持ちが揺らぐところなど、
たまりません。


個人的には、102ページの「わたしは　好きなの」で、
見事に落涙せしめられた訳ですけれども。
……って、アコちゃんでも、
小平くんでも、サラリーマン氏でもないし！！


何気にセーラー服推しなところも見どころかも？
やっぱり可愛いですし、
若干、大人のセーラー服も悪くないな、
と思わせられる場面も……いやね、すこし……。


本のつくりとしましても、かわらずの『楽園』仕様で凝っています。
カバーだったり、その裏だったり。内容が大事なのは当然ですが、
やっぱり持っていてうれしいつくり、というのはイイですよね！


ということで、
中高生が主人公な恋愛コミックスがお好みな方には
文句なしオススメ！　と思ったことでした。
一応、ナンバリングはされているものの、
これ単体でも十分、楽しめます！
ただ、やっぱり続けて読んだ方が登場人物に深みが出てくるので、
通し読みを推奨いたしますが……
嗚呼、私も小平くんみたいなキャラになれたらなぁー。

鉄道少女漫画

君曜日―鉄道少女漫画2

あ！　そういえば、原画展もいかなくちゃ！
Link:コミックナタリー - 中村明日美子「鉄道少女漫画2」発売、原画展＆複製原画展