古味直志先生『ダブルアーツ』第１巻 集英社 感想

ダブルアーツ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『ニセコイ』の古味直志先生作品、ということで
手を出してみました、『ダブルアーツ』。


『ニセコイ』の印象が強かったため、
ファンタジーなこの作品には最初、違和感を感じましたけれど、
読み進めるうちに慣れてきて。
何だか、こういう如何にもジャンプ、というマンガ、
久しぶりに読んだような。


手をつなぐことで力を増す能力であったり、
手を離してしまうと発作……という縛りだったり、
面白いルールもあるのですが、
いまひとつ盛り上がりには欠けるような。
登場人物から微妙に感じる影、は、
魅力的ですけれども。


つまらなくはないので、
最後まで読んでみようと思います。


どちらかというと本編よりは
巻末に収録の読み切り作品『island』が面白かった。
通過儀礼的な部分であったり、世界観だったり。
子どもから大人へ。
大人になって失った夢。
少年マンガの面白さの一面がギュッと濃縮されているような。
素敵な読後感、でした。


で、Kindle版が出たので古味直志先生の短編集に
手を出してみたのですが。

古味直志短編集 恋の神様 (ジャンプコミックスDIGITAL)

こちらにも『island』収録されてました(^^;)。
短編集の感想は後日。