大月悠祐子先生『彼女達の最終定理』白泉社 感想。
- 作者: 大月悠祐子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: コミック
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- 作者: 大月悠祐子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/01/30
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『ギャラクシーエンジェル』のイメージ。
どことなく可愛いキャラクターの印象がありまして。
『彼女達の最終定理』は、
絵的にはそのイメージを踏襲しつつもお話は……
主人公・灰沢ミツくん、白峰先生、黒羽あげは、
それぞれの思惑が絡み合いながら堕ちていく。
見た目のイメージとは少々反する、
どろりとした手触りの作品、でした。
64頁 白峰先生の
「大人は皆 ウソつきなのよ」
が印象深く。
描きおろしのエピローグでは
灰沢ミツくんの背景が少し見えて……
自由に過ごしているのか、
翻弄され、どうでもよくなってしまっているのか、
微妙なライン……かなぁ。
手をつけられない、というか。
どうしようもなく、ただ流れていく感じ?
上手く言葉になりませんけれども。
そんな読後感がよろしゅうございました。
こういう作品も悪くないですね。