平方イコルスン先生『成程』白泉社 感想。

成程

成程 (楽園コミックス)

先日読んだ『駄目な石』に続いて平方イコルスン先生作品に着手。


なんとも、絶妙な雰囲気の短編集でして、
どのように言い表せばよいのか……
何かしら引っかかりのある読後感の作品ばかりで。
割と好き嫌いがスパッとわかれそうな。


連載時に追っていなかったのは、
なんとなく絵に抵抗を感じてしまって。
読み始めてしまうと、
まったく気にならなくなったりするのですけど(^^;)
まさに食わず嫌い、というヤツで。
悪い癖、ですね。


個々のお話としては、
女子高生？　の日々がメインなのですが、
その何れも平凡なものは無い感じで。
さらりと流せないものが多い印象でございまして、
本としては薄いのに濃密な内容となっている……かしら。


可能であれば、試し読みの後、
好みだったら……という買い方が良いのかも、です。
ハマると深い作家さん、ですね。
連載、ちゃんと読もう。