鎌田孝先生『基礎からわかる北海道産日本酒&酒蔵入門 北海道ソムリエ&酒匠 鎌田孝が語る《魅惑の北海道産酒シリーズ》』株式会社ホスピタリティバンク 感想。

基礎からわかる北海道産日本酒&酒蔵入門 北海道ソムリエ&酒匠 鎌田孝が語る《魅惑の北海道産酒シリーズ》
- 作者: 鎌田孝
- 出版社/メーカー: 株式会社ホスピタリティバンク
- 発売日: 2015/05/04
- メディア: Kindle版
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よく地元帰省の帰り、知人のお土産に地酒を買うのがお決まりだったのですが、
これ、といった地酒知識もなく、
フィーリングで決めていたのですけれども。
軽く目を通しておくと、ちょいと違うかしら?
くらいの軽い気持ちで購入。
だったのですが、なかなかに面白く。
横書き構成ではありますけれど、読みやすい文体でするすると。
酒蔵の背景もわかりやすく、程よい分量で描かれておりまして。
通勤中、Kindle Voyageで読み進めましたけれど、
特に問題もなく……いや、若干、画像が表示されたりされなかったり、
はありましたが、そこは問題のないレベルで。
北海道も広い訳ですが、
それ故、ということでもないでしょうが、
各酒蔵に色々なストーリーがあり。
男山だったり、金滴酒造だったり……金滴酒造、大丈夫なのかな?
だいじょばないんだろうなー、と思いつつ。
日本酒の色々な種類であったり、
お酒の飲み方であったり、そういう基礎的なところも書かれているのも○。
なんですかね、北海道の地酒が好きな人、にはもちろん、
これから日本酒を……という人にも向けられているのが好感触、といいますか。
農業の一環としてのお酒の位置、というのも面白い見方で。
地元、農家の方がワイナリーをやっていたりして、
ちょいと目線を変えるとおもしろいものが見えてきそうな感じもあり。
地産地消、などなど。
地元を盛り上げる何かがある、そんな気がした一冊、なのでした。