影崎由那先生『ソラ×リラ』２巻 双葉社 感想。

ソラ×リラ ?宙色のリラと臆病な僕?(2) (アクションコミックス（コミックハイ！）)

Link:株式会社双葉社 | ソラ×リラ 〜宙色のリラと臆病な僕〜 2 完(ソラ リラ ソライロノリラトオクビョウナボク) | ISBN:978-4-575-84647-8
※第１話の「試し読み」アリ。


完結編です。って、早！！
掲載誌『コミックハイ！』休刊に伴う打ち切りだそうで……辛い。
お気に入り作品だったに……と、周辺環境の問題はともかく。
２巻の内容としては、よくまとまっていたと思います。
よく終わらせたなぁ、というのが正直な感想ですけれども。


亡くなった宙（そら）への想いを忘れられないまま、
宇宙人・リラにふりまわされる翔くん。
宙の記憶を記録したディスクをもとに
地球人の色々……恋までもを学ぼうとするリラ。
最初は無感情、とも言えるようなリラだった訳ですが、
ほんと、少しずつではあるけれども変わっていって……
というのは中々に面白く。
このあたりをもちっと時間を割いて描いてもらえると、
などと思うものの、掲載誌の都合であれば仕方ないところで。


肝心の結末。
私としてはアリだと思います。
満足、な完結で。
……いや、もっともっと読みたかった、という意味では不安不満なのですが、
なんとか限られたページの中で着地させたのは凄いなぁ、と。
宙もリラも、なんだか救われた感じもありますし。
翔くんは先々、大変そうですけどね(^^;)。


あとがきでは、影崎先生の病気の話も……
って、大変だったんですね……お身体、大切にしてほしいところです。
次回作、気長にお待ちしております。


※2015/07/13 22:00 「不安」を「不満」に修正しました。