感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

スポンサーリンク

水上悟志先生『ぴよぴよ 水上悟志短編集Vol.2』少年画報社 感想。

ぴよぴよ―水上悟志短編集 (ヤングキングコミックス)

ぴよぴよ―水上悟志短編集 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ』でおなじみ、水上悟志先生の短編集。
表紙がインパクトありますよねー。
コレに惹かれて購入してみましたが、なかなかに面白かったです。
短編集なだけに、サクッと読み終えることができますし。
水上悟志先生ファンにはもちろん、
気軽に何か楽しみたいなー、という方にもオススメできるかと思います。


では、各収録作品の感想をば。

■ぴよぴよ

表紙のでかいひよこ(笑)のお話、です。
思った以上に"家族"がしっかり描かれていて、
笑いの中にも、しんみりしてしまうところもあったりと、
見た目のシュールさとは裏腹に、
なかなか読みごたえのある作品でありました。
そして、ひよこ源八朗の存在感!!
一家に一羽! は難しそうですけれど、
こんなひよこが居たら、毎日たのしそうよね(^^;)。

■魔界斬妖剣 ドキドキ地獄変

超強い、兜に仮面姿の女の子に告白されてしまった
普通の男の子のお話……葛藤する様がなんとも(笑)。
正義の味方の女の子に近づこうとすると
色々と巻き込まれてしまいますし、
難義なおつきあいになりそな二人でありますが……。
いや、二人が満足なら!
そんなことを思った短編でございました。


これは極端な例ですけれども、
似たようなことは現実にもありそですよねー。

■がんばってちゃんとやめよーぜ

"ぼく"の心の中の住人、
「がんばってちゃん」と「やめよーぜ」。
ことあるごとに前向きな「がんばってちゃん」と、
怠け癖のある「やめよーぜ」が争い合うのでありましたが……。


派手さゼロな主人公。よくある日々。
その中での「がんばってちゃん」と「やめよーぜ」の葛藤。
わたしの日常にもコレに近い逡巡、あるなぁ。

■えらぶみち

何故か同じ日を繰り返すことになってしまった男の話。
ヒロインも可愛く、オチも悪くなく。
ちょっとさびしいですけれど……
こういうお話は嫌いではないです。

■サンダーガールと百鬼町

成長した女の子ヒーロー。
悩み多き? 独身で……意外な日々に苦笑しつつ。
最後のシーンは味わい深くてよろしゅうございました。

■風穴頭と百鬼町

妖怪の悩み。
読み進めて、「ああー!!」となる感じ、
たまりませんでしたです。
あと、普通に妖怪が生活している世界観も楽しくて。
もうちょっと、この世界のお話、
色々楽しんでみたいなぁ、と思ったのでありました。

“感想温泉はてな亭”は
amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによって
サイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定された
アフィリエイト宣伝プログラムである、
Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。