感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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大石まさる先生『環水惑星年代記』少年画報社 感想。

環・水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)

環・水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)

Kindle版にて。
紙でも持っているのですが、
読み直すにはKindle版が便利で……
買いなおしてよかったなぁー。


ということで、収録作品の感想をさっくりと。

路面電車

世界の見え方は、人それぞれで。
ちょっと角度を変えれば、と、
そんなことを思い出させてくれる短編。


女の子は、次の作品に出てくる娘、ですよね。

■CROQUI'S

絵を描くのが大好きで、自由奔放な姉・未来と、
真面目でしっかり者な妹・蒔絵。
顔は似ているけれど性格に髪質まで、
他のところはまったく……な双子の中学生のお話。


将来はもちろんのこと、恋愛も……、
と、多感な時期。
わりと自由に振る舞ってきた未来も、
どうして良いかわからなくなって。


向かう先は、どことなく、好感が持てました。
まんまコレ、ではないにせよ、
内心、こういう気持ちは持っていたかもな、
なんで思った作品でございました。

オールトの雲をこえて

南国のお話? なのかな。
海水面の上昇で、沈んでしまった……、
にしては、それほど暗い感じもなく、
皆、笑顔で生活する世界。


憧れや恋ももちろんあって。
未知への探求心もありつつ、
しっかりと地に足を着いた日常も。


いろいろと先々には不安がある今、ですけれども、
こうして笑って暮らせて、
日々の喜びを素直に受け止められる未来であって欲しい、
なんて思いますし、
それは感じ方次第、なのかもな、とも。
掴み取る努力、も必要でしょうけれどね。

■ムーン・シード

『続水惑星年代記』の"ROUND THE WORLD IN 8DAYS[8日間世界一周]"に
繋がってくるお話。
ですが、単体でももちろん楽しめる作品には
なっているかと思います。


月の開拓初期、軌道エレベーターの稼働が始まったあたり、と、
宇宙へ、人が大きく漕ぎだす頃のエピソード。


コトは大きいのですけれども、
家族のお話になっていて、そこが好き、ですね。
そこにいる人たちが、きっちり描かれていて。


あと、ヒロインの名前が良い。

■宇宙を向いて歩こう in Winter II

八分儀くんと子獅子さんのお話。
やっぱり、三つ編み眼鏡っ娘は最強……、
という話は置いておきまして。


このふたりは、この調子でずっといくんだろうなー、
と、変な確信をもったり。


いいなぁ、羨ましいなぁ。


八分儀くんが夜空を観る姿、
夜空のさらにその先をみつめるところに、
子獅子さんは惚れちゃったんだろうなぁ。

■妖精彼れ時

水に漬かった町を前に。
でも、そこに見るのは。
常にこうありたいなぁ、と。


年齢的に私はこうなるのはしんどそうですけれどね(^^;)。
だから、その分、
親戚の子に……とか思う今日この頃なのでした。

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