鈴木みそ先生『ナナのリテラシー』3巻 Miso Suzuki 感想。
- 作者: 鈴木みそ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: コミック
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- 作者: 鈴木みそ
- 出版社/メーカー: 鈴木みそ
- 発売日: 2015/03/21
- メディア: Kindle版
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最終の3巻は、わいせつと表現の自由。
人気の少女マンガ家さんの表現が規制にひっかかって……
そこからコンサルに相談が、という流れ。
表現する側の思惑、規制する側のねらい、
受け手の感情……と、色々と絡むことなので
どこを落としどころとするのかが難しいところですが。
ドイツ、アメリカの例を出しつつ、
わかりやすく描かれていたのが好感触、でした。
やっぱり、ゾーニングしつつ、
うまく棲み分けていく方向なのかなぁ、と
個人的には感じていますが。
表立って押し出していくものではないモノって、
ありますもんね。
シリーズはこれで完結。
なんとも食い足りない感が強いですが……
もちっと、この面子で色々と描いてほしかったなー、
というのが正直な感想で。
作品の傾向的に、鈴木みそ先生作品を追っていけば、
こういう時事問題に切り込んだものは読めるとは
思うのですけれども……それでも、もったいないな、と。
全3巻と、短いシリーズではありましたが、
久しぶりに鈴木みそ先生の作品に触れることも出来、
楽しゅうございました。
今度は、みそ先生の別作品にも手を出してみようかなぁ?