感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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鈴木みそ先生『ナナのリテラシー』3巻 Miso Suzuki 感想。

鈴木みそ先生『ナナのリテラシー』、
最終の3巻は、わいせつと表現の自由
人気の少女マンガ家さんの表現が規制にひっかかって……
そこからコンサルに相談が、という流れ。


表現する側の思惑、規制する側のねらい、
受け手の感情……と、色々と絡むことなので
どこを落としどころとするのかが難しいところですが。
ドイツ、アメリカの例を出しつつ、
わかりやすく描かれていたのが好感触、でした。


やっぱり、ゾーニングしつつ、
うまく棲み分けていく方向なのかなぁ、と
個人的には感じていますが。
表立って押し出していくものではないモノって、
ありますもんね。


シリーズはこれで完結。
なんとも食い足りない感が強いですが……
もちっと、この面子で色々と描いてほしかったなー、
というのが正直な感想で。
作品の傾向的に、鈴木みそ先生作品を追っていけば、
こういう時事問題に切り込んだものは読めるとは
思うのですけれども……それでも、もったいないな、と。


全3巻と、短いシリーズではありましたが、
久しぶりに鈴木みそ先生の作品に触れることも出来、
楽しゅうございました。
今度は、みそ先生の別作品にも手を出してみようかなぁ?

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