感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』1巻 双葉社 感想。

15世紀ヨーロッパに起こった、
キリスト教の改革派フス派と、カトリックの間の戦争、
フス戦争を扱った作品。


Link:フス戦争 - Wikipedia


表紙は可愛い女の子なのですが、
描かれている内容は想像以上に凄惨な場面もあり。
宗教戦争系のお話の連載は初めて読むので、
新鮮ではありますが、かなり内容的には重いです。


戦い自体は、劣勢の中、作戦で跳ね返すところが中々に爽快なのですが、
その周辺……苦しむ人たちも描かれておりまして、
一筋縄にはいきません。


ヤン・ジシュカや、時代の波に翻弄されつつも前へ進むシャールカなど、
登場人物も魅力的ですので、ハードな展開なものの楽しめた1巻でした。
巻末の時代背景の解説も読みごたえもあり、
また、作品を楽しむ上でも嬉しい内容で。


2巻以降も読み進めて参ります。

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