大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』3巻 双葉社 感想。
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(3) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/11/22
- メディア: コミック
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乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ : 3 (アクションコミックス)
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/12/25
- メディア: Kindle版
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ということで、大軍ぶつかる戦闘、というよりは、
比較的身近なところでのピンチが中心の第3巻。
戦勝に盛り上がるターボル軍であるものの、
ジシュカの作戦に因るところが大きいのは明らかで。
となれば、色々と狙われてしまうのも納得でございまして……
どう乗り切るのか? は、緊張感もあり、見応え満点でした。
いや、コレを乗り切った、と言うのかはアレなのですけれど……。
黒死病絡みのエピソードは辛く……
特にシャールカに近しい女の子たちに関係してくると……。
戦闘まわりでの別れが多いのが悲しいのは当然として、
こういう他の要因での離別も厳しくて。
派手なバトルはもちろんのこと、
こういう社会、風俗的なものもきっちり描かれている感があるのには、
作品としてかなり好感がモテたりもします。
中心人物であるジシュカの身の不安、
世間での黒死病流行の兆し、
再度の十字軍? と、
良い報せはない、楽観できない第3巻でございましたが。
果たして第4巻はどうなりますか。
ジシュカの今後と、シャールカの先を気にしつつ。