犬上すくね先生『アパルトめいと』2巻 白泉社 感想。
- 作者: 犬上すくね
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: コミック
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1巻の感想を書いたつもりになっていましたが、
実は書いていなかったことに衝撃を受けつつ、2巻の感想……。
表紙は『楽園』仕様な豪華なつくり。
ちょっと浮き上がった感じになっているふたりが印象的で。
梢さんの表情が素敵なのです。
肝心な本編の収録作品はふたつ……
Web連載の『100×200』と、本誌連載の表題作『アパルトめいと』。
『100×200』は、社内恋愛もの。
よくも悪くもダラダラ続く雰囲気が、なんともたまらない!
なんて思っていたら、ちょっとしたキッカケで……
わからないものですね(^^;)。
正直なところ、社内とか、身近なコミュニティ内、
というか、そういう中での恋愛って、どうにも難しそうで。
そう思っているだけに、すごく夢みたいなお話に思え、
楽しめたのでした。
身近な人に惹かれるのは当然の感情なれど、
周囲の視線を考えると、色々と難しいのでは、などと思っているうちに
独身で年齢を重ねた私でございますが……
そんなのが気にならないステージに到達しないとダメなんだろなー。
締めは、良かったと思います。
表題作『アパルトめいと』ですが。
犬上すくね先生作品は、この前にコレを読んで
わりとガチ泣きしたりして。
- 作者: 犬上すくね
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/09/27
- メディア: コミック
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という流れで読み始めたこの作品、だったのですが、
わりかし誠実な雨宮くんに対しての梢さんが奔放で(笑)。
その実、奔放なようで自分の制御に悩むような姿が、
さらに魅力的……なのですけれども。
着地点の感想としましては、
よくぞ待ち続けたな、雨宮くん!! という(^^;)。
でも、私もこんな環境に巻き込まれたら、待つかも、
とは思ってしまいますけれども。
梢さん、フリーダムな感じがしつつも、
放っておけない感強いですし。
何と申しますか、魔性の女性にひっかかると、
こうなるんだろうなー、という。
んなこと思いつつも、
一度は雨宮くんみたいな気持ちで、
好きになれたらなぁ、なんて、ね。
きちっと収まるところにおさまって、よかったです。
犬上すくね先生の次回作にも期待、です。