竹宮ジン先生『シーソー×ゲーム』一迅社 感想。
- 作者: 竹宮ジン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/10/17
- メディア: コミック
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- 作者: 竹宮ジン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/10/17
- メディア: Kindle版
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Kindle版を日付変更後に購入♪
カラーな表紙が柔らかな色で素敵、です。
わりとシャープな印象のある竹宮ジン先生の絵なのですが、
この表紙はふわふわ感が強いような?
すっと後ろから腰? に手をまわしているのがまた良いです。
温もりが伝わってきそうで。
内容としては百合モノ、ですね。
今回は精神的にキツいというよりは
あまーい展開が多いかしらん?
表情を緩めつつ読む場面が多かったです……
なので、外で、というのはオススメできないです(;^_^A。
では、収録作品の感想を軽く。
■さかさま鬼ごっこ
大好きだった幼なじみと久しぶりの再会!!
なのだけれど、肝心のあの子は覚えていないようで……
気を引きたい、そんな気持ちもあったのか、
何故か勝負を挑むことに。
気持ちと行動が逆になってしまうような、
なんとも照れくさいお話ですが、
こういうのがまた、面白いのですよねー。
学生さん、十代の特権、な恋心じゃないかしら。
自分の気持ちに正直になるあたりがもう、
たまらない……という、ね!
■たりないもの、ほしいもの
身長177cmと長身の睦月と142cmの花。
パッと見、正反対? な感じなのですが、中学の頃から仲良しで。
その長身もあり、バスケ部に入る睦月と、
マネージャーとしてサポートにまわる花なのですが、
その活躍からも輝いている姿をみて、複雑な気持ちになったりも……
独占したい?
でもお互いに……。
こう、お友だちから、
ふとしたキッカケで……なのもまた。
ひとりじめしたくなる気持ち、って、
度が過ぎるとアレなのですが、
こうしてお話で楽しむ分には良いですよね。
満喫したです。
■シーソー×ゲーム
お互いの気持ちが伝わってからの睦月と花のお話。
余計な気をつかってしまって、
変な距離ができてしまったり、その間を埋めたり……
と、想いを伝えたあとの色々が詰まっていて、
これまた、読んでいて恥ずかしくなるような、
あまーい感じが。
女の子同士の壁ドン? っぽいのもイイですね。
■初夏想日
亡くなった親友の墓参りにやってきた、
なつかしい街。
その街角で彼女にそっくりな女の子に出会って……。
そして……
ちょいとファンタジーな要素もありつつ、
ドラマチックなお話に仕上がっていて。
最初は親友の姿を重ねているものの、
次第、彼女に惹かれていく感じがなんとも。
■春一番
『初夏想日』続き、です。
進学後のお部屋探しを手伝いつつ、縮まる距離。
いよいよ、気持ちに気がついて。
歳の差もあるけれど……ちゃんと落ち着くところにおちついて?
ホッ、としたエンディングでございました。
色々な障害を感じつつも、どうしようもなくドキドキしてしまう……
んー、たまりませんなぁ〜。
−まとめ−
ということで、目一杯楽しみました♪
全体的に辛いところは少なめで。
わりとスッと読める作品が揃っていた印象、です。
つらい気持ちになることもなく、
こう、ゆったり恋愛を楽しめたのは良かったかしらん。
百合ではありますけれど、
恋愛モノが好きなら楽しめそうな、
そんな作品に仕上がっているかと。
やっぱり、恋愛って良いですねん♪
実生活では遠ざかっていますけれども(笑)。