感想温泉はてな亭

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大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』6巻 双葉社 感想。

大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』、
待望の6巻です。


シャールカはこれまでの事もあって落ち込み気味。
そこからの再起、がひとつの見どころで。
らしい、感じで笑顔が戻ったのは良かったかしら。
早めにジシュカたちと合流して欲しいところですが、
そこはどうなりますか。


もうひとつはジシュカの危機。
一瞬、切り抜けたように見えたものの、
より状況は悪化したようにも見え。


クトナー・ホラの攻防が今回の中心。
ジシュカ率いるフス派軍が十字軍を迎え撃つ!
……と、これまでなら上手くいきそうなものですが、
《黄色い狼》とも作中で呼ばれているクマン族が十字軍側として参戦。
ここまでにない戦術でフス派を乱れさせ。
何より、クトナー・ホラ市中を敵に回してしまった、
というのが不味かったような。


そこからジシュカの撤退戦、と相成りますが、
ただでは終わらないところが流石なところで。
一矢報いて……な流れは、結構興奮しつつ読みました。
意外な捕虜? も確保しておりましたし。
……ただ、面倒な方を捕まえてしまったなぁ、
という感じを受けました(笑)。


終盤のジシュカの身の振り方は……
んー、どうするのでしょう。
持ち直して、改めて決起を、ということなのか。


シャールカの今後、に、散ってしまったフス派軍、
ジシュカのこれから、捕らえた人の策謀……などなど、
気になることが沢山7巻へ持ち越しで。
大きな筋も楽しみなのですが、
周辺エピソードも、より、見逃せなくなって参りました。


今回も巻末解説が充実。読み応えもありますし、
作品を深く楽しめるキッカケにもなり、有難いところで。
ということで、解説をきっちり読んだあとで
改めて読み直してみますか!

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